この日曜日に桜井インターンのOB/OGの同窓会 を行いました。その中には、これから就職活動をはじめる3回生もおり、金融系も考えているということでしたので、半沢直樹が話題になりました。

 シリーズ第3作の「ロスジェネの逆襲」のネタバレになりますが・・・その中で、次のようなセリフが出てきます。
「全ての働く人は、自分を必要とされる場所にいて、そこで活躍するのが一番幸せなんだ。会社の大小なんて関係がない。知名度も。オレたちが追及すべきは看板じゃなく、中味だ」
「自分の仕事にプライドを持っているかどうかが、一番重要なことだと思うんだ。結局のところ、好きな仕事に誇りをもってやっていられれば、オレは幸せだと思う」
また、ある登場人物が、社長と考え方が合わないとして財務担当取締役を辞任することについて「待遇面は相当よかったでしょうに、よくお辞めになりましたね」と言われたのに対して、「仕事の質は、人生そのものの質に直結しますから」と答えていました。
 また、物語の終盤で、半沢の部下が「正直、いまの会社で、オレはいつも不満を抱えてた。こんなはずじゃないという思いを抱えながら、ずっと働いてきたんだ。だけど、今回の案件に携わって、オレはオレなりに働くことの意味がわかったような気がする。・・・(中略)・・・せっかく気付いたいまの仕事のおもしろさをもっと味わっていたいんだ。」
 一方で、半沢は元部下に対して「仲間を裏切っておきながら、謝罪もなければ反省もない。それでいて、真相に迫ることもできず、中途半端な仕事ぶりで迷惑をかける。君にとって仕事ってなんだ」
 これらから、仕事とは何かを改めて考えさせられます。

 ところで、半沢直樹の融資課長の年収が1500万円ぐらい、営業第2部次長で1800万円ぐらいとの話がアチコチで飛び交っています。バブル時代には相場はもっと高かったのでしょうが、この失われた20年で随分と下がったので、そんなものなのでしょう。
 一部上場の大手メーカーでは部長クラスでも1000万円ぐらいでしょうから、メガバンクの銀行員の給与水準が高いのは間違いありません。

 若い頃には、青雲の志を持ち、給料は二の次で、仕事のやりがいが優先、と思いがちですが、子どもができていろいろお金がかかるようになるとそうも言ってられなくなります。そのときになって、「お金は大事だよ~♪」というコマーシャルのセリフが頭によぎったりします。
 つまり、お金は手段であって目的ではないことは頭のサキッポでは分かっていても、腹の底からそう思えるかが問題です。

 一番良いのは、好きな仕事をやって給料もたっぷり貰うということですが、そのような幸せな人生を送れる人は一握りです。最悪なのは、嫌な仕事をやって給料も少ない、ですが、そのようなケースは多いかもしれません。「嫌な仕事だけど、給料は多いから我慢する」か、「給料は少ないけど、遣り甲斐のある仕事だから良しとする」か、どこかで折り合いをつけるのも、一つの考え方ではあります。
 が、一度しかない人生ですから、向上心(=野心)を持って突き進みたいものです。



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