桜井周は伊丹市議会12月定例会の一般質問で、総合計画や行政評価などの矛盾点と課題を取り上げました。これは、12月の「近いうち」総選挙での争点の一つであったガバナンスに関することでもありました。
 質問した後で知ったのですが・・・「実践自治体行政学 」という金井俊之教授(東京大学大学院法学政治学研究科)の本に桜井の問題意識の多くが取り上げられていました。
 ただし、本書では現状の基礎自治体経営の課題を事例に基づいて網羅的に取り上げていますが、ではどうすればよいのかという解決策については必ずしも明確ではありません。もちろん、どうすればよいか、というのは政治学者の仕事ではありませんし、論理的な答えがバシっと出る訳ではないという意味で研究論文として馴染まないということもあろうかと思います。そこを行間を読んでくみ取る必要が読み手の側に求められているのかもしれません。
 実は、まだ読んでいる最中ですが、何度が読み直す必要がある本、頭の整理に使える本ということで、大事にしたいと思います。また、特に基礎自治体職員と自治体議員の皆様など関係者と関心のある方には、是非、読んでいただきたい本です。


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