【市政報告会のご案内】
日時:3月11日(日)午後2時~4時 
場所:スワンホール3階 
参加費無料/事前申込不要 
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 本日の夜、田村太郎 氏の講演を聴いてきました。
 田村太郎氏は、我が母校、兵庫県立伊丹高校を卒業した後、世界各地を放浪した後、フィリピン人向けのビデオショップを開き、その中で、日本に暮らすフィリピン人が情報不足で困っていることを目の当たりにしたそうです。さらに、阪神淡路大震災のボランティア活動の中で被災した外国人への情報提供活動をおこなったそうです。
 ここまでの話であれば、困っている人を助けるという話で、「素敵ですね・・・」ということになるのですが、田村氏が異なるのは、事業として継続させていくということです。コミュニティ・ビジネスと言っていましたが、ガッツリ稼ぐと言う程ではないにしても、事業を継続できる程度に稼ぐにはどうするか、というお話でした。

 そもそも、社会問題を解決するための事業だから稼がなくてよい、政府からの補助でやるべきだ、という考え方に反発して、政府に頼らない自立した事業運営を目指して頑張ってこられたのが田村氏です。
 例えば、十三駅近くのある障碍者の作業所においてネジを作っていたそうですが、それだと時給換算で50円程度にしかならない、そこでコロッケの調理販売に切り替えたところ、400円程度の時給を支払えるまでにアップしたそうです。
 また、小児がんのための施設(病院ではなく)を神戸に建設中だそうですが、ご自身の子どもが小児がんになってしまいお亡くなりになったそうです。その経験から、小児がんの子どもが病室に閉じ込めれるのではなく、親子で共に過ごせるような施設を作ろうということで、病院併設のハウス(賃貸マンション)を思いついたそうです。

 巧く説明できていませんが、課題を解決するという点では、for profitもnon-profitも同じだ、という考え方です。そして、課題解決することで付加価値を産み出せば、それに対する報酬はあるはず、ということで頑張っておられます。

 solution-orientedというのは、ビジネスの基本ですが、これは社会問題に取り組むときにも同じであるということが、言われてみれば当たり前ですが、改めて深く認識しました。
 また、そのように事業として社会問題を解決できるのであれば、政府部門の役割は何だろうか、再検討が必要だとも思いました。



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