11月7日(金)から衆議院予算委員会での基本的質疑がスタートしました。予算委員会の答弁の打ち合わせのため高市総理が午前3時に総理公邸に入ったことが話題になっています。そして、その原因に野党の質問通告が遅いとの指摘があります。が、そのような事実はありません。
桜井シュウの承知する範囲では、11月7日の予算委員会の野党側の質問通告が通例よりも遅かったという事実はありません。そもそも予算委員会の開会と時間割・質問者が決定したのが2日前の5日(水)の昼の予算委員会理事会だっと聞いています。ですから、2日前の昼までに通告することは不可能だったということです。2日前に委員会の開会が決まった場合には前日の昼までに通告することが通例ですが、6日の正午ごろの期限に遅れた質問通告はなかったと木原官房長官が11月7日(金)午前の記者会見で発言しています(動画では9分30秒ごろ)。
さて、桜井シュウが経験したのは、今年の通常国会で内閣提出法案に対して立憲民主党が修正案を提出した件です。桜井シュウは提出者として、与党の自民党と公明党の議員からそれぞれ質問を受けて答弁しました。質問する場合には事前に質問通告することになっています。公明党の議員からは常識的な時間に通告いただきました。しかし、自民党の議員からは日が暮れても通告がありませんでしたので、関係各方面に問い合わせたところ、夜8時を過ぎてようやく通告を受けました。このため、桜井シュウと国会事務所秘書だけでなく、衆議院委員部の職員や立憲民主党の職員なども深夜まで作業することとなってしまいました。
自民党議員にも酷い例があるのですから、あまり言うと自分に返ってくると思います。
なお、桜井シュウは、このことで怒っているとかいうことはありません。その証拠にこの件はこれまで黙っていました。桜井シュウのポリシーとして、「以て他山の石とせよ」、「人のふり見て我がふり直せ」です。
予めお断りしておきますが、上記の件は、手続き上、2日前の委員会で大臣が内閣提出法案について趣旨説明をしましたので、修正案の提案はその後の理事会、すなわち当日の朝の理事会で提出し、当日の審議入りに先立って修正案を提案する手続きになりました。このことをもって、修正案の提示が遅かったから通告できなかったとのツッコミがあるかもしれません。が、そのツッコミはあたりません。当然に事前(2日前)に修正案を委員会所属の会派に提示しているからです。だからこそ、公明党の議員は所定の時間に通告しました。