親の離婚で私が小2の頃(27年前)から離れて暮らし、高校になって一度だけ会ってから18年。

先日、久しぶりに兄と会ってきました。

いろんなことを考えて、他人の顔色を伺い、なんでもかんでも背負い込もうとする私と、
出来ないことはしない、必要なことをしっかり選んで責任を持ち、自分と家族の幸せを第一に考えられる兄。


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私が20歳、兄が35歳のとき。
私は電話で兄とあることについて話し合い、意見が食い違いました。
私は「お兄ちゃんはズルい」と言って泣きながら怒りをぶつけました。
兄が悪いわけではない。だけど、私も譲れない想いがあったのです。
それから、私はお兄ちゃんとうまく話せなくなってしまいました。

電話もメールも敬語で、よそよそしい言葉のやり取りしか出来ず、申し訳ない気持ちになることもありました。

兄は優しい人。私が意地を張っているだけで、私が変われば良いだけというのは分かっていましたが、長い間私は私を変えることが出来ずにいました。




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今年の夏、私は大好きな人たちに会いに旅に出ました。
直接顔を合わせて話す嬉しさをいっぱい感じてきました。

その中で、兄と仲良く過ごしていた子供時代を思い出す、そんな出会いもありました。
子供のときは難しいことなんて何にも考えずに話せたのに、大人になったらいらないことまで考えてうまく話せなくなっていた…そんな私でしたが、ただただ後ろをついて歩くのが楽しかったことを思い出したのです。
今なら兄と笑って話せるかもしれない、そう思いました。

そんな出来事のすぐ後、「空に記す」というラジオドラマが放送されました。全国を旅する二人の主人公の旅先でのいろんな出会いが描かれていて、私が好きなシリーズ物のお話です。
先日放送されたのは秋田編で、喧嘩別れをしてずっと会えずにいた姉妹が、秋田を訪れた主人公たちとの出会いを経て再会を果たすというお話でした。自分と重ねずにはいられませんでした。

この夏のいろんな出来事が、「今だよ」と言ってくれているような気がしたのです。

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兄、そしてお義姉さんと姪っ子との18年ぶりの再会は、笑顔で終えることができました。

一歩踏み出せて良かった、そう思います。



※今回出てくる兄は1番上の兄です。
2番目の兄は27年くらい会ってないし、やんちゃ過ぎてどこにいるか分かんない。元気だといいなぁ。







今回の兄との再会のきっかけになった旅↓