「英語の味覚表現」5選 | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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私たちの生活と切っても切り離せないのが、食べ物。食べ物に関することばを探ると、各文化の特徴が見えてきて面白いものです。

 

日本にはあまり見当たらない、味覚に関する英語表現を5つ挙げてみました。

 

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日本語に訳すのが難しい英語の味覚表現

 

SMOKY

炭火で焼いたお肉の香ばしさ、燻製料理のふくよかな香り、これらを英語でsmokyと表します。燻製の仕方もいろいろで、applewood-smoked bacon「リンゴの木でいぶしたベーコン」、hickory smoked sausage「ヒッコリーの木でいぶしたソーセージ」などと細かく表現されます。

バーベキュー好きなアメリカ人はとりわけsmoky味が大好きなようで、ポテトチップスやドーナッツ(!)にまでsmoky味が存在します。

 

WAXY
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マッシュポテトなど粘性のある食べ物を食べたとき、ねちねちした後味が残りますが、その感触をwaxyと表します。主にネガティブな意味で使われます。waxは、蝋(ろう)や床を磨くワックス、耳垢のこと。それらの感触を食べ物に当てはめればイメージしやすいでしょう。あまりイメージしたくないですが(笑)。

 

GRAINY
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大麦やオーツ麦やふんだんに入った雑穀パン、ナッツがたっぷり入ったグラノーラやクッキー。またはキヌアのサラダ。健康ブームに伴って増えてきたこれらメニューの食感を、grainyと表します。粒(grain)がたくさん入っていて食べごたえがあり、ざくざく歯ごたえがある感じです。日本食でいえば十穀米のぷちぷち感が近いでしょう。

 

DRY
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日本語でもそのまま「ドライ」といいますが、ビール、ワイン、ウィスキーなどお酒の辛口のことをdryと表します。カーッと口の中が乾くような感触は、確かにdry。

ちなみに「辛い」を表す英単語は、他にもhot、spicy、pungentがあります。和食にはあまり刺激的な味は使われないため、辛味の表現は少なめなのかもしれません。

 

GOOEY
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ねっとり甘いチョコレートやファッジなどの食感をgooeyと表します。日本語にすれば「べとべと」「どろどろ」「ねばねば」などが適当かもしれませんが、gooeyには「甘くて美味しい」というニュアンスも含まれるため、日本語にあてはめるのはなかなか難しいです。

アメリカでgooeyなお菓子といえば、マシュマロとチョコレートをグラハムクラッカーにはさんだs’more(スモア)。キャンプやバーベキューの締めくくりに、みんなで火を囲んで味わいます。口の周りがべとべとになりますが、美味しくて楽しいスイーツです。

 

以上、日本語に訳すのが難しい英語の味覚表現でした。

日本にはない味覚表現を求めて海外へ出かけるのも、面白い旅の形かもしれません。