鳥飼玖美子さんは日経新聞で日本語の英語教育が間違っていると言っています。
英語教育研究者の鳥飼玖美子さんが今年2月に出した「本物の英語力」(講談社)が版を重ねている。英語を話せる人たちが社会的に優位に立つ「英語格差」の広がりを指摘し、新たな発想に基づいた英語学習法を提唱する。
英語と無理なく付き合っていくにはどうすればいいのか。
「まず発想を変えましょう。ネイティブスピーカーを目指すのではなく、自分が主体的に使える英語を身に付けることを目指すのです。文法の基本を守り、わかりやすく、ゆっくり、はっきり話す。相手の英語が分からなくても、自分が悪いと思わない。『早すぎてわからない』などと正直に伝えればいい。逆に話していて単語が出て来ないときは『ちょっと待って』と言えばいい。」
「世界中の人がお国なまりの英語を使っています。国際共通語はそれでいいんです。コミュニケーションは双方が努力して成立するもの。完璧主義は捨てましょう」
「年齢も関係ない。『いまさら』ということはありません。特にいまの50代以上の方々は既に学校できちんと文法を学んでいる。自身が思っている以上に英語の基礎能力は高い。インターネットの時代、多様な学び方ができます。『やりたい』と思ったときが、始めるときです」
言語の習得とは達人を真似る事が基本ですから、ネイティブスピーカーを目指さないというのは何の英語学習かが分かりません。
文法に沿った英語を話す方が間違いです。