次のようなネットのニュースがあります。
新著『世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法』において、同塾で実践している英語学習メソッドをまとめた斉藤淳氏に「日本人が知らない英語学習の真実」を語ってもらった。
――これは、除菌ティッシュと手鏡と…あとは…デンタル模型ですか?
そうです。たとえば「catを発音するときは指2本分、タテに口を開けて『エ』と言いなさい」というふうに指導します。実際に口の中に指を入れさせますから、生徒たちが風邪を引くかもしれない。冬場なんかはとくにまず除菌ティッシュで手を拭いてもらうようにしています(笑)。
さらに、実際に自分の口の形を確認できるように手鏡を渡しています。デンタル模型は舌の位置を指示するため。「舌はこの位置」「ここからこう動く」というふうにデモンストレーションするわけです。舌に模して「赤い靴下」を手にはめると、生徒からは「わかりやすい」と好評でしたね(笑)。
――徹底していますね。生徒たちの発音もすぐによくなりそうです。
かなり効果は実感していますが、やはり英語塾という指導形態の性格上、限界はあります。週に1回の指導ですから、学校の授業を通じてカタカナ発音に戻ってしまう子もいます。
そこを補うのが「音声トレーニングの宿題」です。自宅で毎日のように発音練習をさせて、録音した音声を提出してもらいます。それをわれわれスタッフのほうで採点して、フィードバックする。ここまでやっている英語塾は、なかなかないのではないでしょうか。
そのほか、具体的なメソッドについては、今後の連載でお話ししたいと思いますが、待ちきれない方はこちらの新刊『世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法』をご覧いただきたいですね(笑)。
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これが本当に元イェール大助教授がやっている教育方法でしょうか。口の形を重視する視話法はもう100年も以上前の英語教育方法です。電話を発明したグラハム・ベルの父が教えていた方法です。
口の形が音を作ると思われていました。調音点つまり舌の位置が大事であると思われていました。
しかし、音声認識の科学的な分析が進み音声認識は静的な音素ではなく、音の動的変化を感じ取って認識しております。
簡単に言えば口の形や舌の位置は大きな問題でなく、音の変化が重要になります。デンタル模型での舌の位置を教えると言うのは科学的に正しい方法でありません。