日経の今日の新聞に全面広告で上記のコピーで英語教材を宣伝しています。「耳から覚える英会話」となっております。
もちろんこれはスピードラーニングの宣伝です。彼らの以前の最高の宣伝文句は”聞き流すだけで英語が話せる”という事でした。それはどうなったのでしょうか。本当に聞き流すだけで英語が話せるなら、英語が好きになるより何倍も魅力的です。
音声言語は聞いて覚えます。ですから、だれがどう教えても耳から学ばざるを得ないのです。言語音を耳から覚えるのは特に凄い事でなく、英会話は耳からでしか学べません。耳から学ぶのは常識とも言える事です。
多分、”聞き流すだけで英語が話せる”のは嘘だと言ったクレームが来て、殺し文句が使えなくなったのでしょうか。
また宣伝では、スピードラーニングを聞いて、英語のリスニングの能力がアップとしたと書いてあります。どんな教材でも、教材でない英語ニュースでも映画でも、聞かないよりは聞く方が勉強になります。
”聞き流すだけで英語が話せる”教材がなぜ聞き取りの事を述べる必要があるのでしょうか。リスニングならもっと良い教材はあるでしょう。
して最後に”ネイティブ、バイリンガル・スタッフ、英語の達人があなたの英語を話せるまでお手伝いをします。”となっています。それは英会話学校がやっている当たり前の事です。
”聞き流すだけで英語が話せる”を使えなくなったスピードラーニングは英語学習では当たり前の事を言い始ました。もちろん異論はありません。
しかし、スピードラーニングの商品の差別化はどうするのでしょうか。ネイティブ、バイリンガル・スタッフ、英語の達人の手伝いが非常に良い事であるなら、無用とも思えるCDをどんどん送りつけるのはどうなんでしょうか。
英語学習でCDとネイティブ、バイリンガル・スタッフ、英語の達人とどちらが良いかと言えば、人間の方でしょう。これではCD学習のスピードラーニングよりは英会話学校の方が良いと言う解釈になってしまいます。