何がなんでも「成功体験」 | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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  音声英語、つまり英会話、リスニング、発音に関して音のストリーム・ベースで学習するサイトです。

つぎのようなメルマガをもらいました。


先日、以下のご相談をいただいた。紹介しよう。

>超初心者です。英語の文法や発音があまりわからないのですが、
>英語では気にしなくても大丈夫でしょうか?


英会話をしたいのかTOEICで点数をとりたいのか・・・本人の目的が不明確なので
アドバイスがしにくいが、基本的に、文法や発音は「いずれは」学ぶことになる。


文法や発音を気にしないわけにはいかない。ただし!文法や発音は英語学習では
優先度が低い。英文を覚えることのほうが優先度高いのだ。英文暗記に比べれば
文法や発音の重要度は10分の1以下である。そして文法や発音は難しい。だから
はじめからしなくていいと思う。超初心者であれば、なおさらだ。超初心者は、
文法や発音の難しさに耐えきれずに英語を挫折する傾向にある。英語の文法や
発音がわからない初心者は、英文を覚えるところから始めるとよいだろう。

そして実際にネイティブに英語を話す経験を一刻も早くしていただきたい。


「英語が通じて楽しい!」という経験を得ることが、超初心者にとってはなにより重要
なのだ。そしてその経験を得ることは難しくない。簡単な会話文から覚えて使って
みればいいのだ。まとめよう。超初心者に必要なのは、何がなんでも「成功体験」である。

楽しい経験、苦しい経験を通して英語が通じたわかった成功体験を早く得ることだ。
単純な会話・・・挨拶でもかまわないのだ。成功体験を得たら、英語をもっと勉強したくなる。


勉強なんてしんどいものだが、それでも「またあの楽しい経験をしたい」と思えれば、
労もいとわず、時間もつかってわくわくして勉強するようになるだろう。そのためには、
文法や発音なんて回りくどい勉強はしないことだ。ネイティブと話すために、どういう
会話を、どこで話すか?その計画をまず立てて、簡単な会話文から覚えて話せる
ようにすること!

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私は正しい英語を覚えるなら、文法も発音も特別やる必要なないと思っています。
日本語だって、正しい日本語をどんどん覚えたいっただけの事です。


しかし、成功体験の必要性はまったく同感です。私は自分の英語能力が向上した
実感と呼んでおります。つまり英語学習そのものは大変でも苦しくもありません。
しかし、自分の努力が報われないと疲労がどっと出てきます。


スポーツの試合を見てください。双方が同じように最後まで頑張ったのに、勝った方は
疲れも見せずに、そして負けた方がぐったりです。試合中ではなく、その結果で疲労を
覚えます。


英語学習の成功体験は「英語が通じて楽しい!」と言うだけでありません。
発音が上達することも成功体験の一つです。これは録音して以前の音と比べる事で
分かります。

英語が聞き取れる、と言うのも成功体験です。これは英語を聞けば自分の感覚で
分かります。


そして日本語を見ながらその英語が言えるかどうかも成功体験になります。


英語が話せると楽しいのですが、大事な事は話せる前に、学習中に多くの成功体験を
得る事だと思います。
そうすれば、英語学習が楽しくなると思います。