学習で、単に多ければ良いものではない | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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  音声英語、つまり英会話、リスニング、発音に関して音のストリーム・ベースで学習するサイトです。

英語の表現を覚えるのであれば、多ければ多い程良いのです。

しかし、英語表現を覚える場合に聞く量や発音する量が多ければ多い程
良く覚えらるか、というとそうでありません。

スティーブ・ソレイシー氏の”英会話1000本ノック”ビジネス編と言う教材は
その意味では大変に時代遅れの本です。

野球でも1000本ノックとか言って、根性監督がひたすらに量をこなす練習をさせた
時代がありまた。

投手は多く投げる事を強要されました。

しかし、そのような数を多くやれば良いと言う練習方法は運動関係では
もう終わりました。非科学的であり、効果がないと分かったからです。

人間の脳のニューラル・ネットワークは繰り返しをしなければ覚えません。
しかし、単に繰り返せばよいのではありません。

脳は大変にデリケートあり、常に最適性を求めております。
つまり自分にどうすれば最大の報酬(満足感)がになるかどうかを判断しているのです。
脳科学者の茂木氏は脳は快楽主義だと言います。

報酬が増えると、また次が欲しくなり、それが学習意欲につながります。
報酬がないと、それがいやになり、学習意欲が低下します。

1000本ノックがなぜ良くないかと言えば、報酬が判断できないからです。
選手がこんなの何の意味があるのだと思って1000本ノックを受けるなら、
大した効果は上がらず、モチベーションを下げるのです。

現在では運動の練習では数ではなく、目的を持った練習をさせています。
それにより、報酬が判断できるからなのです。

しかし、英語の教材には1000本ノックと1000時間ヒアリング・マラソンとか
量や回数を要求する学習方法が多く、スポーツよりはかなり遅れているようです。