繰り返し練習だけでは不十分 | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

  音声英語、つまり英会話、リスニング、発音に関して音のストリーム・ベースで学習するサイトです。

私は現在、音のストリームで英語を覚える方法で教えております。非常に効果を上げております。しかし、多くの生徒を教えて従来の学習方法で何が問題かが見えてきました。


人間の全ての習い事は繰り返して覚えております。もちろん英語学習も例外でありません。これは学習初期でも、後期でもまったく変わりません。後期になれば繰り返しが少なくなると言うだけの事です。


何度も書いていますが、脳のニューラル・ネットワークが繰り返しでしか学習できない仕組みなっているからです。


では繰り返せば良いかと言えば、それだけでは効果的に覚える事ができません。その理由は繰り返す事が悪いのでなく、どうしてもその繰り返しが機械的になり、繰り返す事が目的となるからです。


脳のニューラル・ネットワークはそんな単純な事で満足しないのです。スピードラーニングでは「聞き流すだけ」のだけの教材ですが、あの方法では繰り返しでも、英語を覚える事ができません。英語を話す事などは絶対に無理です。


スピードラーニングで音を使って学習させるのは正しいのですが、しかし繰り返し聞くだけでは、発音練習や記憶の学習になっておりませんから、永遠に話す事はできません。


では、モデル音を聞いて繰り返せば良いかと言えばそれも正しくありません。言語は聞いた音を直ぐに繰り返す事でなく、自分の記憶にあるターゲット音をどう発話するかと言う事です。


モデル発音を聞いて繰り返すだけでは悪い発音が身に付く危険があります。ターゲット音が記憶にあれば、自分の発音を録音してフィードバックを得て、矯正する必要があります。


ここで言うターゲット音とは何かと言えば、音のストリームであり、音素が並んだものでありません。そのターゲット音に近付けるように、繰り返すのです。


録音してフィードバックを得て、悪い部分から矯正していきます。そして再度フィードバックを得て繰り返します。その際に良くなっている、上達していると言う実感が必要です。これが学習意欲の源泉となります。


このような繰り返し学習なら、加速度的な学習が可能です。