音声認識(聞き取り)は音素(発音記号)ベースではない | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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英語の音声には音素(発音記号)が並んでいなければ人間はどうやって音声の認識を
しているのでしょう。

人間の音声には音素(発音記号)が並んでいませんので、その音素を照合して
辞書のように探す訳にはいきません。

リスニングで音素(発音記号)が聞き取れないと悩む人がいますが、音素(発音記号)が
並んでいないのですから、聞き取れないのは当然のことです。

ネイティブは発音記号のような発音はしておりません。

人間は音の変化を感じとっております。正しくはフォルマントの時間的な
変化を感じ取り、音声を認識しております。

人間のセンサーは聴覚も含め、絶対的な数値でなく、変化を感じ取ることが
上手です。

井戸の水は冬は暖かく、夏は冷たく感じます。実は同じ温度なのです。
それなのに、冬はまわりの温度より暖かいので、暖かく感じ、
夏はまわりの温度より、冷たいから冷たく感じます。

変化を感じるのが得意なのは温度センサーだけでなく、聴覚センサーも
同じ事です。

音楽で絶対音感を持っている人は稀のまれです。
もし絶対的な音素があった場合に絶対音感のようにその音(音素)を判断するのは
大変に難しい事なのです。

人間の音声認識は音のストリームの変化を感じ取って聴いています。
だから発音は連続的に変化させる方が聞き易いのです。

ネイティブの英語は慣れてくると聞き易いのは、音が連続的に変化しており、
自然な音のストリームを生成しているからです。