調音音声学の範疇とは | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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昨日2chに次のような書き込みをしました。



>これが音のストリームのサンプル音です。
>発音記号と違う音がたくさんあるがこれが自然な音です。



>>174 繋がった音をこんな風に表わすのは?
>do tomorrow → dodumorrow(1分5秒からの字幕)
>http://www.youtube.com/watch?v=j0XOd1OJ6Io&feature=related



>このネイティブの自然な英語発音が音のストリーム発音です。



このような書き込みは嫌われます。次のコメントをもらいました。



>バカだから、>>174なんて普通に音声学の範疇だと分からないw
>音声学を知らずに批判するバカ桜井。
>その現象は単なるTのフラッピングであり、有声音に挟まれているが故に
>無声音Tが有声音Dに近く変化しただけのもの。



>また、do tomorrow → dodumorrowと、そのネイティブは表記しているが
>本当にtomorrowをdumorrowで発音するという意味ではないw
>あくまでTを発音するのだけど結果としてDみたいになるという意味。
>Dで置き換えて発音すると、それはそれで違和感が発生する。



私は調音音声学ではdo tomorrow があり、dodumorrowはTのフラッピングとかは屁理屈をつけていると思っています。



do tomorrow → dodumorrowになるのではなく、dodumorrowの発音が 自然な発音であり、人間の発話となる自然な基本の音なのです。



この自然な音を体系的にまとめるために、調音音声学では音の分類をしました。この考えはチョムスキーが提唱した音素線状理論に始まりました。 そして子音とか母音とか音素の概念ができました。



一般的には英語には45の音素とされています。 音声に45の音があると決めておくと、言語音の分類や比較が可能となり音韻論が発達しました。



45の音素をベースとする音の体系は言語の音の種類を理解するには、非常に分かり易いものなのです。



しかし、言語音のベースとなるのは” dodumorrow”のような音のストリームであり、そのモデル化したのが音素なのです。



幸いにも次のような援護の書き込みがあり、音素の具体的な説明ができました。



>SPE読んだの?すごいですねぇw
>音素は学者先生達の主観による実音の抽象化だから
>人によって抽象化のパラメーターが変わるんだけど了解ですか?



ここで、音素は抽象化された概念の音であることが説明されました。



音声学の基本は音素であり、Tのフラッピングとか、有声音に挟まれているが故に無声音Tが有声音Dに近く変化すると言うのは音声学の範疇ではなく、例外の処理として説明しているのではありません。



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