文例ベースの翻訳 | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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翻訳には意味解析と中間言語方式があると説明しました。その2つを駆使しても、翻訳ソフトがうまく翻訳できないのです。意味解析モデルの限界が見えた頃から、急に脚光をあびたのが文例ベースまたはコーパスベースの翻訳です。



このシステムは構造は単純で英語と日本語の対訳を持っているだけです。すでに市販の翻訳ソフトとして現場で活躍しています。特にマニュアルのような改訂のある翻訳には威力を発揮します。例えば英文で80%以上のマッチングする対訳を検索します。そして20%の違う単語がハイライトされます。翻訳をゼロからやるのでなく、類似の文章の違う部分を直すだけです。前の文章がそのまま使えますから類似の文章があれば細かい部分のチェックが必要ありませんから大変効果的です。



しかし、そのソフトに対訳の蓄積がなければ意味がありません。しかし、この翻訳モデルに大きな期待がかかっているのは事実です。それは大変実用的であるからです。そして人間の翻訳方式に一番近いのでないかとも言われているからです。特に第二言語で話す場合のモデルはこれに近いと思われます。



英語をある程度覚えてくると、確かに英語を組み立ているので無く、文章が頭に浮かんできます。つまり意味解析をして英語を作るのでなく、似た文章を思い起こして、それの一部とか、他の文章と組み合わせて話している感じなのです。



これが事実なら、英語をたくさん覚える事が英会話を話す近道です。