音素教育の問題点 | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

  音声英語、つまり英会話、リスニング、発音に関して音のストリーム・ベースで学習するサイトです。

英語教材の掲示板で次のような質問がありました。私も体験していますのでこの気持ちが痛い程理解できます。



「子音と母音の練習で覚えたように舌を動かして文章を読もうとすると、しどろもどろになってしまいます。例えば、nの舌の形の後に他の子音を発音しようと思うと時間がかかってしまい つっかえつっかえになってしまいます。
ネイティブの方は、舌の動きを省略してるのでしょうか。それとも素早く動かしているのでしょうか?tをdで発音するなど、DVDで紹介されてる音の変化だけで流暢に舌を動かせるようになるのでしょうか。」



この質問に先生は「個別の音がある程度言えるようになったら、英文のリズムとイントネーションに合わせて練習することが必要です」と答えていました。



舌の動きを省略しているかどうかは言及していませんでした。私が40年間研究して結果ではネイティブは舌の動きは省略しており、その省略が発音練習のすべてなのです。省略して発音を運動を最少にして、かつ聞きとれる連続音を作るのが発音練習の目的なのです。



しかし、音素を教えるとそれをいい加減にして良いとは言い難いのです。その結果、速度だけ速くしろと言います。基本に忠実なら速く発音することは無理なのです。すると当然、リズムとイントネーションに合わる事は不可能です。しかし省略するのは自分の教材を否定することになるから、ごまかせとは明言できないのです。



音をストリームとして全体音で扱うと最初から発音のし易さを優先するので、この省略が楽になります。そして発音に障害を与えない程度に明瞭に発音すると、ネイティブのような自然な発音になります。