発音を研究しようと思い、ICレコーダーを購入しました。自分で自分の発音やテレビや映画のネイティブの発音を録音して研究するためです。
素人ができるのは自分で発音をして聞く事の繰り返しです。これなら自分でもできる事です。自分の音を意識的にコントロールしてどう聞こえるかと言う実験です。本当であれば音声を分析したいのですが、かなりの機材が必要であり、私にはとてもできません。
しかし、発音して録音して聞くなら何万回でもできます。そのためにはICレコーダーが大変便利でした。録音と再生の操作が容易で音のデータがパソコンにも保存ができます。
最初に一番取り組んだのが日本人英語のクセの正体です。自分の発音はどう聞いても日本人的な発音であり、そのクセはかなり発音の邪魔をしていると感じました。
自分の発音のクセは聞き取れても、その原因がまったく分かりません。何千回とやっているうちに音の連続性に関係があると思いました。
私は発音記号を重視していましたので、発音記号をうまく並べる事に終始していましたが、どうもそれが大きな原因だと考えるようになりました。
ここで音を全体的に捉える考えが始まりました。