山科聖天双林院。双林院(そうりんいん)は、京都市山科区にある天台宗の寺院で、毘沙門堂門跡の塔頭です。山号は護法山、本尊は大聖歓喜天。「山科聖天」の通称で知られています。1665年、天台宗の僧である公海により、毘沙門堂の復興に伴って創建されました。毘沙門堂に祀られていた近江国西明寺より勧請された「光坊の弥陀」との別称がある阿弥陀如来像を譲り受けて本尊としました。1868年に天台座主であった公遵法親王の念持仏・大聖歓喜天を祀る聖天堂が新たに建立され、それに伴い、双林院の本尊を阿弥陀如来から大聖歓喜天に変更しました。