さて、ゴールデンウィークの最終日である。

少し前に私はこんなブログを綴っていた。









少し前まで私は体調不良の塊だった。





ブログでは今年に入ってからの事しか綴っていないが、実をいえば、この体調不良にはこの1〜2年前から断片的にではあるが引きずっていた。

 



胃腸炎から始まって

めまい、息苦しさ

耳鳴り、身体の冷え…


調べてみたら「自律神経失調症」の症状に

あてはまる事が多々あって

そうなのかぁ…と思っていた。


毎週日曜日の夜は翌日月曜日の事を思うと

眠る事が出来ず、薬に頼る事も珍しくはなかった。




もう駄目だなぁ。





そんな事もあって

進む老眼、収入減も手伝って

私は20年勤めたプリンター工場を

退職することを決意した。





ありがたい事に円満退職の運びになり

転職活動を開始と共に

私は有給休暇の消化に入った。




なんだか肩の力が抜けた気がした。





のんびりとした時間が過ぎていった。


転職活動も順調に進み

自宅アパートからほど近い転職先と御縁が繋がった。



すると不思議な事に

あれほど悩まされていた体調不良が

次々と消えていったのだった。


男性ホルモン治療に伴う

3か月に一度の血液検査の結果も

ビックリする程良好だった。


高かった肝機能も

どストレートの平常値だった。



あぁ、疲れていたんだ


漠然と思った。




身体の調子が悪い、辛い

でも、頑張らなきゃいけない!!

やらなきゃ、やらなきゃ!



弱音を吐く自分がいけないと思っていた。




でも、どうやらそれは間違いだった。




弱い自分を受け止めて

穏やかな時間に身を委ねて

のんびりした結果


身体は驚くほど楽になった。

気持ちも驚くほど落ち着いて穏やかになった。



そうか


自分を助けるのも、守るのも


最後は自分でしかないんだ…。



そう考えると素直に腑に落ちた。



そんな風に気がつくと全てが前向きになれた。


その結果、この連休で


家の中は年末の大掃除以上に綺麗になった。

また日常的に運動をする様になった。

自分に意識が向いてきた。


やはり、何かのバランスが崩れると

自分の身の周りが荒んでくる。



自分を大事に出来ない


だから毎日が辛いんだ。



あきらめちゃいけない

弱音を吐いちゃいけない

負けちゃいけない

頑張らなきゃいけない



そんな気持ちは大切だ。

いつも心の剣として携えていなければならない。



だけど


その心の剣が時として

己自身を傷つけ始める事もあるのだと

今回初めて気がついた。



そんな時


護れるのもまた己自身でしかない。



例えそれが



逃げ


だと思ったとしても

「逃げ」もまた選択肢のひとつだという事。



心身共に楽になれば

それは立派な経験になり

新たなスタートになる。





この歳になって改めて気がついたこと。

まだまだ未熟者だなぁ…。