仕事、辞めたい

ここ数年で、
その思いはだんだんと強くなっている。

年齢のせいなのか、
はたまたコロナのせいなのか、
またはそういうタイミングなのか
何とも言えない。

職場も社会や時の流れで、
人事や会社事情も
良くも悪くも変わっていく。

職場の部署異動があり、
私は今、新しい部署での仕事の研修中。

まだ一人前ではないから
当然、自由にはできない。

今の部署は女性ばかりで
なんとなく、馴染むのには
時間がかかりそうな雰囲気である。

また、教育を担当してくれている人は
仕事は良く出来るし、
真面目な人なのだが、
作業以外の無駄話は一切しないタイプ。

悪く言ってしまえば、愛想がない。
決して意地悪な人ではないのだが
とにかく愛想がない。

今、職場で交わす言葉と言えば

「おはようございます」
「これは大丈夫ですか?」
「ありがとうございます」
「おつかれ様でした」

このぐらいである。



そんな状態が2か月ほど続いている。



さらに教育期間中は残業ができない。
なので、収入は激減。
下手すると
生活保護でもこのくらいはでるのでは?
と思ってしまうくらいだ。


当然、じんわりとストレスは溜まっていく。


そんなせいか 
私は1月の中旬の頃
胃腸炎を起こして一週間程休んでしまった。

とにかくお腹が痛くて痛くて 
夜も眠れないほどだった。

ようやく、出勤するも
胃の不快感は未だに治らず
薬は飲み続けている状態。

すると、今度は
ここ2〜3日の冷え込みのせいか
頚椎ヘルニアの首が痛くなってきて
頭痛も酷くなって、
右手も痺れだし
ロキソニンが離せなくなってしまった。

うがいをするのも苦労するような
首の痛みを騙し騙し出勤すると
なんと今日は教育係が有休だという。

昨日、何にも言っていなかった。
まぁ半人前の私だから
いちいち言わなくても良いのだろうけど
昨日何も言っていなかった。
そんな人なのである。

教育係がいないと
基本的に今日は自習の様になるので
私は思い切って首の痛みを訴え
通院したいのでと早退を申し出た。

しばらく待っていると
「管理者と話してから帰宅OK」
との事だったので管理者と会った。


「休みが多いので、このままだと仕事を続けてもらう事が難しくなる」

ようは

考えを改めないとクビだよ

ということなのである。


ここ1か月の事を考えると
言われても仕方ない。

だけど、体調ばかりはどうにもならない。

管理者は
体調のことなどもあれこれ聞いてきたので
私は

・ちゃんと通院している事
・薬も飲んでいる事
・今まで放置して悪化させたのではない事

を伝え、現時点で

・収入が減っている事
・教育を受けていても手応えがない事
・あまりにコミュケーションがない事

にとてもストレスを感じている事を訴えた。

ストレス

というワードを聞いて管理者は
開口一番

「みんな、誰でも持っているよ」

と言った。

そんなのはプライベートでなんとかしてよ

と。

その瞬間

あぁ、ダメだ

と思った。

悲しいかな、この管理者はつい最近
管理者になった若者だ。

経験不足もあるし、
考えが浅い。

今、コロナ禍で
ストレス発散の場所なんて
ほとんどない。

コロナ禍がなかったとしても

管理者

という立場の人間が
例え正論だとしても
そんな言葉で軽くまとめてしまい、
終わらせてはいけない事だと思う。

ストレスを感じて
体調不良まで訴えている者に


「みんなそうだよ」

なんて軽く受け流すのは

認知症の人に
「しっかりして」
「ちゃんとやって」

とか

うつ病の人に
「頑張れ」

というのと同じなのだ。


メンタル的に弱い時
誰かに助けを求めてるいる時

に必要なのは
まずは
 
完全受容

なのだ。
なんの解決にならないにしても
話を聞く。

まずはそこが出来ないと
私は管理者として
考えが浅いと思う。

申し訳ないが、

「ボクには関係ないから
そんな事は自分で解決してよ。
みんなそうなんだから。」

としか感じられなかった。

それはある意味
間違ってはいないけれど
自分が管理している職場で起きているのなら
やはり軽く受け流すのは違うと思う。
関係なくはないのだ。


それに大体


みんなって
誰だよ??

今、お前と話ているのは
目の前の俺なんだぜ!!


くらいのツッコミを入れたかったが、
いかんせん
さらに頭痛が酷くなってきたので

「すみません、
今日はよろしくお願いします。」

と帰宅してきた。


決して、その新しい管理者も
間違った事は言っていない。

だけど、今一度
自分の立場を考えて欲しい。


そんな事にガッカリしながら
今日は早退させてもらった。



今の仕事もそろそろ潮時かな。

いろいろお世話になってはいるけど
会社の変化と
自分自身のニーズがあっていなければ
新しい展開も踏み出さなければならない。

そんな事を考えて
今、私は日曜日週一で
介護スクールに通っている。

だがしかし、
ストレスで弱体化している今
新しい一歩を踏み出すパワーが
圧倒的に不足している。



先が見えない。



あぁ、不安しかない。




とりあえず、
明日は何事もなかったように
出勤しよう。