振り返り ~桜木での取り組み~ | 塁球日和 (旧 桜木少年ソフトボール)

塁球日和 (旧 桜木少年ソフトボール)

千葉市在住のHagiと申します。
娘が在籍したTEAMの皆様と共に、
塁球の軌跡を残して参ります(^_^)/

せっかくの3連休ですが

初日早々、朝から雨ですね・・・


成田市で開催される

高校女子の全国選抜大会の観戦も出来ず

ブログの更新をしてみようかと


桜木で取り組んでいた事を振り返り

もし、何かしら参考にして戴ける内容があれば幸いです


但し、指導方法は十人十色ですので

異論反論が生じるのは当然、

あくまでも私的な考え方ですので御了承下さい


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■重要なのは「飽きさせないこと」


小学生、特に低学年の子供達は集中力が継続出来ませんので、

基本的な練習メニューは「課題を明確にして短時間」で行う。

また、常に全員が体を動かしている状況を作る事を心掛けました


①スローイング

・4つの関節(肩、肘、手首、腰)を体の構造上、スムーズに活用

・テークバック時、肘の高さは肩よりも高い位置へ

・肘が柔らかくしなるよう、ボールを持っている掌を耳の方向に向ける

・グラブを脇の下に引き付ける(体の開きを抑える)

・リリース後は腕をグラブ側の脇の下まで振り切る(腕を止めない)

・後ろから前へ重心を移動、前足に体重を乗せて投げ終える


『やって見せ・言ってきかせ・させてみて・褒めてあげる』


一度に複数の課題を与えるのではなく、

上達具合を観察しながら1つずつ課題を追加し

出来る子と出来ない子、それぞれのレベルなりに褒めてあげる


もうチョットやりたい!

そんな子供達の表情を確認出来た時点で

次のメニューに切り替えます♪


桜木の定番メニューとして

キャッチボールの後はランダウンプレー

大人達も守備やランナー役として参加


守備TEAMとランナーTEAMに分け、

動きながら瞬時に判断する

重要性と能力を訓練しました


上級生も下級生も常に動いているので

GAME感覚で飽きずに楽しみながら上達します♪


秋から春は30~40分、

夏なら10~20分が限界かも?


このメニューだけでも、

子供達や大人(コーチ)は沢山汗をかきながら

判断力と俊敏性を身に付けましたね (^ ^)

また、次のランナーが3塁コーチャー役となり

「ゴー !」 「バック !」など、低学年でも大きな声で

指示を送れるよう少しずつ成長します


ランダウンプレーには様々な要素が組み込まれているので、

大人数なら1・3塁からスタート、少人数なら3塁ランナーのみ


課題を与えたキャッチボールは短時間で切り上げ、

ランナー付きのメニューに切り替える事により

実践(試合)で対応出来るレベルになっていきます


キャッチボールとランダウンプレーの後は休憩(=自由時間)!

季節によって5分or10分で設定しました


子供達が「もうチョットやりたい!」状態で休憩に入ると

水分補給しただけで子供達は直ぐに自主練習に励みます

(実はこの時間が子供達を急成長させるんです)


守備陣が9人以上、ランナーも6人以上揃った日には

ランナー1・3塁からのサインプレーを反復しましたね♪


内野陣は「前のランナーを刺す事を優先」

外野陣は「次の次の展開を想定したカバーリング」

ランナー陣は「一つでも先の塁を奪う」


ただの挟みっこではなく、

与えられたポジションごとに

何をするべきなのか?

子供達に問いかけました


「今のプレー、何か可笑しくなかった?」

「何が可笑しかった?」

「解る(説明出来る)人~」


大人が答えを与えてしまうと

子供達自身で考えなくなってしまいます

→実践で活躍出来ない選手になってしまう


だから、プレーが中断すると

常に指導者から質問される雰囲気を作り出し

聞かれる前に自分の考えを発言出来る

先を想定でいるレベルを目指してました


試合で活躍する選手は、

普段の会話や練習の時から

『次の展開を想定出来る能力』に長けている傾向があります


今直ぐ結果に繋がらなくても、

中学や高校に進学した時には

自立出来る選手に育っているはずです