タイトル ハチドリのひとしずく いま、私にできること

監修 辻 信一

出版社 光文社

出版年 2005年11月

 

内容・所感 以前読んだ「くまってます」の巻末に紹介されていた本。下記※が冒頭に紹介され 「私ができる」ことをしている人たちを16人紹介している。

その後 地球の現状と 「私ができること」を具体的に紹介。

その中で印象に残ったのはコットン。コットン栽培には地球上で使われる農薬の 10%を占め 商品用としては1位だそう。身体によいというイメージしかなかったのだが。そしてコーヒーは タバコの次の3位だそう。コーヒーについては児童労働や搾取の問題を少し聞いたことあったが 農薬の点は知らなかった。

また 日本は材木の輸入も一番多い国。国内に森林は多いのだが輸入に頼っている。割りばしの使い捨て コピー用紙の乱用など 考えるべきことは沢山ある。

熱くなった地球に住んでいるのは「私」。「私」が何もしなければ 進行は進むばかり。この話は決して「私たち」ではなくあくまでも「私」に向けられた言葉。今できることは私にもある少しずつでも。。。。。。

 

※南アメリカの先住民に伝わる話

森が燃えていました

森の生きものたちは我先にと逃げていきました

でもクリキンディという名のハチドリだけはいったりきたり 

くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは火の上に落としていきます

動物たちがそれを見て 「そんなことしていったい何になるんだ」といって笑います

クリキンディはこう答えました 「私は、私にできることをしているだけ」