タイトル この素晴らしき世界

著者 東野幸治

出版社 新潮社

出版年 2020年2月

 

内容・所感 EXITVにゲスト出演されている時に芸能界の歴史的な話をしていて 何となく興味を持って 著書があるのか調べたらこの本がヒットし 知った。本は週刊新潮に2017年12月から2019年8月まで連載したものを加筆訂正したもの。31名の芸人さんを毎回一人ずつとりあげ 経歴や芸歴 現在の様子などを記している。誰でも知っている芸人さんもあれば 名前だけは知っている人も。東野さん自身は大阪芸人からダウンタウンと共に東京へ。そこでも そんなに苦労はせずに テレビ出演多数のタレントになっている。やく30年。芸人の世界には 奇人・変人ばかり。自分はいたってノーマルなのに何故と思うそう。そんなことでこのコラムになったよう。

東野さんって 「行列のできる法律相談所」内で心が無いといじられることが多く そのシーンを映像で見ることもたびたびだったのであんまりいい印象は無かった。

でも 昨年から始まったザ・セカンドのMCを見てて バトル後の芸人さん相手に長時間でも上手に進行しているのをみてちょっと見方が変わった。それに 日テレの特番で東野さんが気になっている人を自分で撮影・プロデュースするという企画に草彅さんが選ばれていて 結果よくわからない人に落ち着いたのだけど その過程の取り上げ方が良かったのよね。

 

意外だったのは キンコンの西野さんと因縁が深い事。アメトークでの持ち込み企画で「すごいんだぞ西野さん」をした関係性があるんだそう。

本はとても面白かった。有名な方はすでに知っている話もあるが コラムの趣旨どおり奇人・変人ばかり。でも芸人としてどうしても頑張るんだと熱い人ばかりだった。その章の終わりに本人からの現在の状況の一言も添えてあるのも良かったかも。