家庭でできる勉強の効率の上げ方として
何よりまず大切なことは、「自分で考えさせる」ということです!
自分で考える習慣があるかどうか
これは質問をした時に見えてきます
よく考えてものごとを見ている子供たちは
「どうしてこう解いたの?」
「なんでこの文章が答えの根拠だと思ったの?」
という質問に対してしっかりと考えたうえで答えを返してくれます。
その時に時間がかかってもいいです。1分・2分考えてから
「えっと~」と話し始めてくれることは多いです。
もちろん塾でもそれは特訓はしていて
最初は全然答えられなくても、3カ月くらいしてようやく答えだし始める生徒も多いですね。
国語の解答の根拠
算数の立式の根拠
なんとなくこうやっただけではせっかく頑張って解いた問題の習得率が大幅に下がってしまいます。
また、丸暗記で式を写しただけなんてこともあります。
そして質問に答えられない生徒の思考を推測していくと
学んだ知識が断片的であることがよくわかります。
道のりや速さや時間を求める問題ってどう解くかわかる?
えっとー・・・割る!
確かに割る時はありますね
これは覚えている知識が「単語」だけになっているからです
どのような時に割って
どのような時にかけるのか
文章を読んで考えていくところを単純に割るとしかとらえていない
そこにしか焦点を合わせていないということが本当に多いです。
中学生でも数学が苦手だと入塾してきた生徒に解きかたを覚えているか聞くと
割る!
って答える生徒が多い!
難しい問題=割る
と考えている子供たちが非常に多いです。
A÷Bなの?
B÷Aなの?
また割り算って逆数にしてかけたら同じ意味やからね
割るだけでは何をどうするのか判断できないでしょ
そんな説明をしながら正しい考え方を説明していきます。
小学生の頃から一つ一つの問題を自分で考えてあれやこれやと試して進んできた人と
とりあえずこの数字とこの数字を割れば答えがでるやという解きかたをしてきた人とでは
数年後に到達している高さに圧倒的な違いがあります。
そのため、家庭でこの問題はどうしてこう解いたのかな?と質問してあげることは
子供自身が「自分で考える」ということを促す大切な方法です。
もちろんすぐには答えられないことってたくさんあるので
しびれを切らして答えを言うのではなく、じっくりと待ってあげるつもりで聞いてあげてください。
3分・4分たってから話し始めてくれることもよくあります
10分答えられない場合は、そこで説明をしてあげる、もしくはそこより前の問題に遡って質問してあげてください。
そして答えてくれたら誉めてあげてくださいね