見た目じゃ分からない。 | さいたま第二のつぶやき人生

40数年前になるが、営業マン初日に先輩から「営業マンは靴に気を配れ」と言われポカンとしていると「お客様が最初に見るのは営業マンの靴だ、よく足元を見ると言うだろう、客が営業マンの品定めを最初にするのが靴なんだ」と教えてくれた。

 

それ以来、応対する人の目線に注意を向けていると、確かに何気ない挨拶をしながらも客の目線は私の足元にいっているような気がした。よく手入れの行き届いた靴はその人柄を表していて「神経の細やかな気遣いのできる人間」として相手に安心感を与えるのかもしれない。

 

時代も変わり、今どきの営業マンは色々な靴を履いてくる。喧嘩の時に履くような先の尖った靴や泥やほこりの付いた靴もあればスーツには似合わない色や形の靴を履いてくる営業マンもいる。

 

靴に拘った人生を送ってきた私も今では形より履き心地を重視している。今までオーダーメイドの靴も試したが気に入った靴と出会う機会は少なかった。値段よりも形よりも履き心地とばかりに靴屋に通う。

 

こんな私が先日何気に手に取った靴が気に入っている。コルクの中敷きと合わせると、まるで草鞋を履いているような開放的な履き心地なのだ。

素足で履いても違和感がないし長く歩いても疲れにくい。今年の夏はこれで決まりだ。「見た目じゃないよ中身だよ」とよく言われるが靴は履き心地、女性は抱き心地?なんて書いたら怒られそう。(笑)