日本三大山城高取城の城下町で知られる高取町で3月1日から31日まで開催されている
「町家の雛めぐり」。
高齢化が進む地域の活性化を図ろうと住民の有志が2007年から始めたイベントで人気を
集めたが、高齢化は止まらず継続が難しくなって今回が最後になった
おとよさんも今年で最後と聞いてスマホを放さず
飛鳥時代から千数百年の製薬、売薬の歴史を伝承する高取町
すっかり親しくなった街道筋の佃煮専門店の若女将も寂しそう
メイン会場の街の駅
去年秋、ひと足先に終了したかかし祭りの案山子たちも寂しげ
ただ大谷翔平選手は新しいチームのユニホームを着て元気そう
地域活性化に取り組んできた住民グループ「天の川実行委員会」のみなさん、ありがとう
メイン会場の雛の里親館「天段の雛」には17段約500体が展示
雛人形や雛道具には一応標準的な飾り方・並べ方があるが、地域や時代によって
違いがあり、例えば関東と関西(主に京都)では内裏雛の置き方が逆になる。
標準的な関東雛は向かって左側が男雛で右側が女雛
京都や関西の一部では向かって左側が女雛で右側が男雛とか
でも飾ったことなど無い僕はよくどちらか分からなくなる。それで御所の雑用を司る
仕丁の持ち物を見ると、京雛は箒、塵取り、熊手の掃除道具を持ち
一方、関東雛は台笠(だいがさ)、沓台(くつだい)、立傘(たてがさ)を持っているので
これで覚えている
雛人形にまつわる思い出や願いを記したそれぞれの『雛物語』もジンと来る
なお、近くの壷阪寺では本尊十一面千手観音などと計4千体のひな人形が礼堂と大講堂に
並ぶ「大雛曼荼羅」も同時開催されている(4月18日まで)