真っ青な晩秋の晴天に誘われて曽爾高原のススキの下見に行って来ました。
大宇陀経由の曽爾高原ルートで最初に目に入ったのは曽爾三山の屏風岩。
長さ2kmに亘る柱状節理の絶壁が壮観です
次いで曽爾三山の鎧岳と兜岳
山裾を流れる曽爾川
清流の小魚をねらうシラサギ
「日本で最も美しい村」連合に加わる曽爾村の風景が現れた
倶留尊山(くろそやま)から亀山の山裾一帯に広がるススキの大草原
曽爾高原に着いて、中央くぼ地のお亀池に沿った遊歩道をのんびり歩きだす
ススキの原に線を引いた遊歩道が亀山峠まで伸びている
お亀池に初めて来た50年ほど前はもっと水量が豊かだったし、村史には
この池に棲む大蛇や人魚のことが書かれた民話が残されているから
かつては人里離れた高原の神秘的な池だったのだろう。
因みにお亀池という名は大蛇がお亀という若い女に化けたことに由来する
そんな神秘のお亀池も今では泥炭層の湿原みたいになってしまっている
高原一面を覆っていたススキもずい分少なくなった気がする
折角だから亀山峠まで登って曽爾高原全体を眺めてみよう
かってはさくらと駆け上ったこんな階段でも休み休みだったが
高原のススキの原と背後の室生火山群(住塚山、屏風岩、鎧岳、兜岩など)
1000m級の山々の景観を見れて良かった
岩場が在る倶留尊山頂までは下山に不安があったから亀山峠でストップ
亀山峠から曽爾高原の景観。来月になると銀色に輝く高原の景色も見れるだろう
お亀池はかってはヒョウタン形の大きな池に水を湛えていた
青空も午後を回ると雲が出て来たが、秋らしい雲も見れて良かった