先週、根来寺の桜を見た後は「あら川の桃」で知られる桃山町の桃畑に来て
満開の桃の花も楽しんだ。
知る人は少ないと思うが、和歌山県は桃山町を中心に全国有数の桃の産地で
全国5位、関西では1位の生産量を誇る
この季節、紀の川左岸に広がる桃畑は一斉に咲き誇る花で桃色に染まり
ほのかな甘い香りに包まれている
それはまるで世俗を離れた別世界のように見え「桃源郷一目十万本の桃の花」の
名称でかおり風景100選(環境省)にも選ばれている
紀の川の堤防は菜の花も満開
桃の花との色鮮やかなコントラストが美しい
メインの「白鳳」「清水白桃」の中に一本だけ有る「川中島白桃」の人工授粉に
精出す農家のオジサンと知り合った
川中島白桃は甘くて大きく高級種だが花粉が少なく受精しにくいので
刷毛などを使っての花粉付けが欠かせず手間も掛かるそうだ
桃の中に一本だけ有った梨の花をおとよさんが嗅いでいた
匂いはなしだって(笑)
ピンクの桃の花に囲まれて存在感は有った
紀の川沿いの帰り道
桜並木には提灯が下がっていた
紀見峠を越えて戻った奥河内の山里にレンゲ畑が在った
この日の花見は真っ白いスモモから始まりピンクの桜とレンゲで締めくくり