三重県の高見山麓の山里へツーリングした翌日は近くの槇尾山へ山菜の偵察。
午後から崩れるという天気予報に近道の滝畑ダムを通過して
道路沿いに咲くシャガの群落を愛でながら
西国三十三所の四番札所施福寺の裏の登山口に着いた。
今日は偵察だが当然収穫も当て込んで、大きな荷台付きのスーパーカブ(笑)
登山道沿いにもシャガが咲咲き乱れ足が進まない
道は荒れていて倒木も放置されたまま
崩落も修復されておらずちょっと危ない
路傍に佇む石仏に元気と安らぎをもらって
急坂を登ると
目玉おやじが顔を出していた
幽霊茸とも呼ばれるギンリョウソウは人気者
下りも急。落ち葉に滑って何度も尻もち
やがてシダが現れ狭い道を覆い尽くす
艶やかなミツバツツジに
新緑が目を楽しませてくれる
やがて目的地のピークに着いた
10年ぶりに出会うツツジが大きくなっていた
ここは日受山より焼山の名前で知られている。
山火事に遭って焼山となったと誰かに聞いたが
それでワラビがたくさん採れるようになったのかも
出迎えてくれたさくらも頷いている(笑)
以前は周囲360度が見渡せたが、成長した木々に視界を妨げられてきた
関空が黄砂の彼方にうっすら見えた
さて、シダが繁茂していてワラビが住み難そうだ
陽当たりの良い場所を求め崖を下っては
登ってを繰り返すが
何とか数本見つかったものの
ほとんどは大きくなり過ぎた細いワラビや
摘まれた後でどうしようもない
10年前はこれぐらい軽く収穫できたのに、行かない間に採り尽くされたのかも
長居しても収穫は有り得ないから、来た道を登り返し
帰り道はここで半分。
帽子に手袋、落としても拾って来てくれるさくらはもう居ない( ノД`
寄り道して万歩計の歩数だけでも稼ごう(笑)
ここも急だけど空荷のお陰で直ぐに山頂
見通し良くないのにずい分賑やかになっていた
雨が降り出す前に下山できた。
低山ながらきつい上り下りで汗に濡れたシャツを走りながら乾かして
好きなシャガを眺めながらの帰り道