晴天の11日、野山の新緑や山菜、吉野の桜などを楽しみに、高取城址~
吉野山~大峰山~竜王山~岩湧山をバイクで訪ねた。
奈良の野山は萌えの緑に彩られていたが、期待した山菜はあまり見当たらず
吉野の桜は早くも葉桜に変わって奥千本までもが散り急いでいた。
新緑の中のツーリングは気持ち良かったが、小さなバイクで300キロ走行と
山菜採りは老体にはさすがに堪えた一日だった
早朝、高取山登山口に一番乗り
城跡の石垣に立つ樹木は紅葉が見事だが春の新緑もいい
石垣のコケまで輝いて見える
モミジの花もいいものだ
高取城は日本三大山城の一つと呼ばれている
天守台から吉野方面の山並みを眺め
吉野山最高峰の青根ヶ岳にバイクを走らせた
吉野から熊野へ修験道の大峯奥駈道が尾根を縫う大峰山の山並みが連なる
吉野山の下~上千本の桜はもうほとんど散っており、最後の奥千本も散り始めていた
「願わくは花の下にて春死なむ その如月の望月のころ」と詠んだ
桜をこよなく愛した漂泊の歌人西行法師はここに庵を結んだ
西行庵にはいつものようにさくら登場
吉野から冬期通行止めが解除されて間もない林道吉野洞川線を天川村へ走り
大峰山登山口の洞川集落に入ると
この地の桜はまだ見頃だった
この後、聖火リレーによる道路の通行止めを気にしながら大和の竜王山から河内の
岩湧山へ走り僅かばかりの山菜を採取した
お終い