ミステリアスな湊町小浜へ | 柴犬さくらの旅日記

柴犬さくらの旅日記

yahooブログ終了によりこちらに引っ越しました。
九州から北海道まで全国を旅する柴犬のさくらです。
緑豊かな美しい日本の自然探訪と山歩きを中心に
旅で出会った皆さんとの触れあいを綴っています

ザゼンソウの湖北高島町から若狭湾に臨み京都との鯖街道の起点となる「鯖の町」
小浜へ。

 


小浜は、知らぬうちに人魚の肉を食べてしまい不老不死になってしまった娘が
800歳まで生きたという八百比丘尼伝説や奈良東大寺二月堂の「お水取り」に
繋がる若狭神宮寺の「お水送り」の伝承などがあって興味津々

 



先ずは人魚伝説の「マーメイドテラス」を眺めながら「食彩ごえん」で昼食

 

 

鯖の町ならではの焼き鯖定食を注文。食べ始めて慌てて撮影



人魚の肉を食べて八百歳まで生きたという八百比丘尼伝説。全国を行脚して貧しい
人を助け、若狭に戻り亡くなったという空印寺の洞穴。
健康長寿を願う人々のお参りが絶えないそうだ

 

 

さくらを連れて来ておけばもっと長生きできたかも

 

 


さて、3月第二週、奈良東大寺二月堂で「お水取り」の儀式が行われる。

お水取りとは、東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)と呼ばれる法要(現在では3月1日から
14日まで行われているが、もとは旧暦の2月1日から行われていたので、二月に修する
法会という意味から「修二会」という)の行中、3月12日深夜に行われる若狭井から汲み
上げた「お香水」をご本尊の十一面観音に供える秘儀で非公開。 

伝承では全国の神々に呼び掛けた修二会に好きな魚釣りに興じて遅刻した若狭の国の

遠敷(おにゅう)明神が、お詫びに二月堂のほとりに若狭からの清水を湧き出させて観音
さまに供え、これがお水取りの始まりになったという。

その東大寺二月堂の「お水取り」に先立つこと10日前の3月2日、小浜の古刹若狭神宮寺
では「お水送り」の儀式が執り行われる

 

 

 

神宮寺は若狭創生神である若狭彦と若狭姫の二神を祭る神仏習合の寺。
神宮寺への途中、若狭姫神社に立ち寄り千年杉の威容に圧倒された

 

 


さて「お水送り」当日、神宮寺の井戸から汲み上げられた聖水は大護摩法要で清められ、
傍らを流れる遠敷川上流の鵜の瀬へ松明行列で運ばれる

そして、鵜の瀬でも再び大護摩の後、深い淵へ注がれる。この鵜の瀬から注ぎ込まれた
聖水が地底の洞窟を潜り10日をかけて奈良東大寺二月堂の若狭井に達し「お香水」と
して汲み上げられる、という

 

 

 


 

 

 

 

お水送りの写真を1枚拝借した。白装束は聖水を運ぶ鵜に扮しているそうである
ちなみに今年はコロナ禍により関係者だけで行われのが残念だ

 

 

東大寺二月堂のお水取りは馴染みがあるが若狭神宮寺のお水送りは全く知らなかった
ので少し勉強になった。
帰り道は鯖街道で京都へ