| 11時半、下山します。8時間山道を歩いて来たとは思えないほど、疲れはありません。そして何の不安もありません。 |
| 今日は千日回峰行者が千日間歩まれた道を辿るという心構えで臨んだからでしょうか。何にしてもありがたいことです。 |
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帰り道はいつもさくらが先行する決まりです。来た道は100パーセント記憶してくれているからです。
今日もいつもどおり先を歩きますが、一週間前の私の転落事故が記憶にあるのか、急坂やガレ場など滑りやすい場所では必ず立ち止まって後ろを振り返ります。まるで私の身を案じているかのようです。
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お前はまるで世話女房だね、さくら(^^)
| 来るときに駆け下りてきた大天井ヶ岳との分岐点に来ました。時間的にはどちらが速いか分かりませんが、帰り道は予定通り山頂に登らず中腹を巻きます。 |
| こちらの道はこの先、行者道らしい断崖絶壁が続き、雨になれば川になりそうな沢を二つ渡りました。 |
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四寸岩山の登山口手前では吉野への林道と交差します。
40キロほど歩いた足では平坦な舗装道路の方にも惹かれましたが、陽に焼けたアスファルトはさくらには酷だろうと山道を選びました。
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| 四寸岩山への急坂を登って、何とか予定の15時までに足摺の宿跡にたどり着きました。もうあと3時間歩けば吉野です。 |
| 吉野に付いたのは18時前でした。ぴったし予定通りです。蔵王堂を早朝3時30分に出発して夕方18時帰着ですから、山上ヶ岳の食事休憩を除くと14時間ほどで48㎞を歩いたことになります。 |
| 天候、体調に恵まれ、おかげさまでほぼ大峯回峰行のコースどおり歩くことが出来ました。 |
| ただ、歩いてみて思ったことですが、一日歩けたからといって、それは決して千日回峰行の千分の一ではないということです。千分の一というのは千日が達成できてはじめて言える数字だと思います。 |
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千日間、七年の間、天候でいえば雨や嵐の日もあり、本人も体調不良、ケガや病気のときもある筈です。あらためて、千日回峰行の厳しさを思い知った一日でした。
ブログでさくらと一緒に回峰行の道にお付き合いいただいた皆さん、ありがとうございました。
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