さて、古川祭りの二日目、屋台行列の後半です。
さくらはオシャレな女性たちに可愛がってもらっていますが、
いつの間にか、旅には持ってこなかった筈の襟巻を付けています
さくらは珍しくリードで繋がれていますが、
女性たちはそのリードを持った人と話しが弾んでいるようです
リードを持つ人は誰でしょう?どうやら女性のようです。
さくらの襟巻の色とコーディネイト しているのは偶然でしょうか
この正体不明の、ちょっとオバチャンっぽい女の人に抱かれたさくらに
今度は素敵な外国人女性が声を掛けてきました
するとこのオバチャン、少しも動ずることなく
スラスラと英語で受け応えをしています
体はずい分小柄なようですが、
頼もしいオバチャンにさくらも安心しきった様子です(笑)
飛騨地方で一番人気という「蓬莱」の酒蔵の前に来て
杜氏のモニュメントの横で記念撮影
すぐにカメラを手にした大勢の観光客が集まってきましたが、
さくらは姿を消したオバチャンを探してキョロキョロ
どうやら見つけたみたいです
皆さんは、シロとか、ポチとか勝手に呼んでいますが、見向きもせずに
こちらを見つめています
さくらの目線の先には、オバチャンがお茶を飲んでるような小さな石像が有りました。
胡坐をかいて酒を飲んでるパパみたいな石像も有りましたが、カットです(笑)
再びオバチャンの腕に抱かれて歩いて行くと、
四つ辻にいくつかの屋台が集まっていました
起こし太鼓は男衆だけの祭りで、女性は裏方で支えているだけでしたが、
屋台行列には若い女子も参加しています
オバチャンは高いところが好きみたいですが
さくらはここが一番好いようです
からくり人形の実演が始まりましたが、
さくらはオバチャンに抱っこされてるだけで満足なようです(^^)
さて、そろそろオバチャンの正体を明かすことにします。
ほとんどの皆さんはとっくにお気付きだと思いますけどね(笑)
前日の起こし太鼓の話を聞いて、どうにもたまらず
今朝の始発の電車に飛び乗って、先ほど飛騨古川駅に着いたそうです(^^)
おとよさんの希望は、緋鯉や真鯉が泳ぐ瀬戸川の清流と白壁土蔵群ではないけれど
人混みを離れてさくらを少し歩かせることにしました
でも、写真撮影で立ち止まると、
たちまち大勢の人たちがカメラを向けてきます
そんな観光客相手にちょっと疲れ気味のようです
喉も乾いたさくらは水に飛び込んで、コイさんたちと一緒に泳ぎたいようですが、
ジッと我慢して
瀬戸川沿いに湧き出る美味しい水をいただきました
さて、町内を貫流する荒城川の上流には、奥飛騨の山々が連なります。
槍・穂高の北アルプスは未だ白一色でした
今回はさくらが桜を巡る旅ですから、桜を忘れてはイケマセン
さくらファン皆さんなら、これぐらいのポーズにはもう平気ですね(^^)
荒城川は間もなく宮川と合流、その後神通川と名前を替えて富山湾に注ぎます
さて、おとよさんが帰る電車の時間が迫ってきました。
短い時間でしたが、さくらを抱いての祭り見物はとても楽しかったそうです。
☆☆☆☆☆
一本の太い柱が帰る者と残る者、二者の間を遮り別々の空間にしています。
上手い演出だなぁ(笑)
発車のベルが鳴り、寂しさを笑顔で包んでおとよさんが離れていきます。
柱の後ろからジッと見送るさくら。感動のシーンです(笑)
午後3時25分、富山へ向かって飛騨古川を出ていく特急電車。
車内から手を振るおとよさん、それを見つめたままのさくらでした。
大阪駅着は夜8時過ぎですね、遠くまで来てくれて本当にありがとうございました
おとよさんを見送り、私たちも旅を続けることにします。次は日本海です