寺内町逍遥 | 柴犬さくらの旅日記

柴犬さくらの旅日記

yahooブログ終了によりこちらに引っ越しました。
九州から北海道まで全国を旅する柴犬のさくらです。
緑豊かな美しい日本の自然探訪と山歩きを中心に
旅で出会った皆さんとの触れあいを綴っています

イメージ 3


(後編)旧杉山家住宅


杉山家は寺内町創設以来の旧家で、代々「杉山長左衛門」を名乗り、江戸時代を通じて富田林八人衆の一人として町の経営に携わってきました。江戸時代の屋敷図によると、杉山家の屋敷地は町割りの一画を占める広大なもので、その中に主屋をはじめ酒蔵、釜屋、土蔵など十数棟が軒を接して建てられており、その繁栄をうかがうことができます。
旧杉山家住宅は富田林寺内町の民家の中で最も古い建物で、規模も大きく質の良い商家住宅として重要文化財に指定されています。

イメージ 1

富田林の酒屋の井戸は、底に黄金の水が湧く゛と唄われた。
格子戸をくぐり抜け建物の内部に入ります。広い土間の右奥に釜屋があり、煙を遮断するために巨大な煙返し梁が架けられ農家的技法を取り入れたつくりです。
釜屋
イメージ 6


手前から格子の間、店奥、大床の間と続く
イメージ 10


薩摩杉を用い、菊の模様の透かし彫りがほどこされた欄間のある座敷||
イメージ 11

数寄屋造りの洗練された奥座敷。当家出身の明星派歌人、石上露子(いそのかみつゆこ)愛用の部屋
イメージ 7

角屋(つのや)
イメージ 8

中庭
イメージ 9



杉山家に生まれ明治歌壇に咲いた白菊の花

イメージ 2


『富田林の酒屋の娘、大和河内にない器量、・・・ 』とわらべ歌に歌われた。
イメージ 4
イメージ 5

(続く)


[[attached()]]