元日の日の出が大阪では見ることができなかったので、太平洋から昇る朝陽を見に潮ノ岬に行きました。
暗いうちに家を出て潮ノ岬に向かいましたが、南紀へは奈良県五条市から和歌山県新宮市までの国道168
号線が途中夜間通行禁止なので、少し遠回りですが東側を走る国道169号線を利用しました。大峰山脈と
台高山脈の間を縫う国道168号線はスタッドレスタイヤの出番は無く快適に走れました。
和歌山県熊野市に入って七色貯水池から北山川沿いに下り、途中国の特別名勝瀞峡に立ち寄って奇岩、巨
石を眺め、熊野三山の奥の院玉置神社に参拝、玉置山周辺を散策しました。
そのあとも北山川沿いを下って熊野川に合流、道路も国道168号線となって新宮に至りました。新宮から
は太平洋を左手に間近に眺めながら潮ノ岬を目指し、日没前に少し手前の橋杭岩に着き一夜を明かしまし
た。(続きます)
熊野川支流の北山川にある巨大な渓谷、瀞峡(どろきょう)の最上流部の北山峡。ここは夏場の豪快な観光筏下りの乗り場となる音乗(おとのり)です。
川岸からは巨岩がそそり立ち、幾筋もの小滝が流れ込む一幅の南画を思わせる風景が続きます。
筏乗り場から上流と下流です。緑色に深く澱んだ淵は神秘的な美しさを湛えています。
似たような景色ですがこちらは北山川を下った筏下船場の小松です。このあたりから下流の田戸までが上瀞峡とも呼ばれています。
瀞八丁観光のウォータージェット船はここまで上がって来れません。
さらに北山川を下って瀞八丁へと向かいます。
奈良、和歌山、三重の三県が重なる場所です。
こちら奈良県と三重県とを結ぶ吊り橋です。ここからの景色がさくらたちの一番のお気に入りで、夏は下を疾走するウォータージェットのお客さんたちが手を振ってくれます。
吊り橋の上から上流と下流の眺めです。
ここは、三重県それとも和歌山県?どちらも温暖な気候のイメージのせいか、水もあまり冷たく感じませんでした。
何度も来て親しくなったこの集落の奈良県警の駐在さんご夫婦から教えてもらったことのひとつ・・・
上空にケーブルが架かっていますが、これは水道管で和歌山県側の山の頂きから奈良県側の山の頂きへと
生活用水を流しています。もちろん山水ですが、これが冬場凍結したりすると数日間飲料水にも事欠く暮らしになるそうです。
熊野三山の奥の院、玉置神社の杉木立の道を歩きます。
奈良県下で一番大きな杉の木で幹周り11mと書かれていました。
玉置神社です。
神社のすぐ近くに立つ樹齢三千年と書かれた神代杉です。
玉置山頂上を目指します。
玉置山頂(1076m)です。
大峰奥駆の道を歩きます。
途中の展望台から東側に笠捨山や行仙岳など遥かな大峰山脈を一望です。
弱い冬の日差しながらも水面がキラキラ輝き、さすが南紀って気分の熊野川に出ました。
太平洋の青い海を見ながら潮ノ岬の少し手前の橋杭岩までやって来ました。今夜はここで日の出をを待つことにします。
夕暮れに赤く染まる橋杭岩を背景に記念撮影しました。この分だと明日晴れるかなぁ。
[[attached()]]