人生の拠点とさせていただいております 桜問屋本店 は、

60年以上に渡って、祖母が小料理屋 ”しずよ” のしもた屋が

ベースになっています。

 

しずよ” の歴史と共に歩んできたシンクも、水漏れがひどくなり、

かなり痛々しい状態となってきていました。

 

(大工さんとタイル・鈑金職人さん手作りと思われるレトロなシンクでした)

 

作った当初は、既製品のシンクがなかったのか、木枠で組んだシンク台の上に

セメントとタイルで装飾したモダンな雰囲気だったようです。

その後、水漏れ対策で、流し部分に鈑金処理をされたようです。

 

最近は・・・・

鈑金部分からの水漏れや、シンク台の木枠もかなり朽ちてきました。

そこで・・・・

今回 桜問屋本店 での食肉販売許可(ジビエ販売)取得を機に、

全面改装することになりました。

 

(シンクの鈑金とタイル部分が剥がされ、下地の木枠が姿を現しました)

 

水漏れがひどく、木枠が朽ちてきたとは言っても、祖母と共に60年近く、

僕が人生の拠点として以来6年間、共に歩んできたシンクが解体されるのは、

新しくなる喜び半分、切ない気持ち半分の複雑な想いが胸をよぎりました。

 

その想いは・・・・

 桜問屋女将 も感じていたようで、素晴らしい提案をしてくれはりました。

「タイルの一部を切り取り、鍋敷きとして再利用したら、どうやろう」

 

そのことを工事を請け負ってくださった業者さんに相談したところ、

「それは、いいことやと思います!」 

と快く引き受けてくださいました。

(タイルの傷みが激しく、かなり苦心の末に切り出してくださいました)

 

今回シンク廻りの工事を請け負ってくださった業者さんは、

本当に素晴らしい方で、施主側の視点から提案くださり、

施工も早くて丁寧で、是非多くの皆様にご紹介したいと思いました。

(株)宮本設備さん:http://www.miyasetsu5.com/

 

 

 

シンクを解体してみると、壁まで傷んでいることが判明しました。

すぐに仲間の大工さんにお声がけくださり、コンパネで補修対応くださいました。

そして、いよいよ新しいシンクの搬入・据え付けが完了!

(ついに念願の業務用ステンレスシンクが・・・・超感激!)

 

宮本設備さんは、なかなか粋な方で、

「最終段階、ちょっと手を貸していただけますか?」

との声に厨房へ赴いてみると・・・・

 

「では、新しいシンクのテープカットをしま~す」

との掛け声に合わせて

https://youtu.be/eeCvACmXA4I 

 
「テープカットに続いて、通水式で~す」
という声に合わせて、新しい蛇口を初開栓する通水式です。

https://youtu.be/g-IU87m1lpU

 
男二人のむさ苦しい映像で、失礼いたしました(*^-^*)
 
歓喜と共に、シンク新調工事も無事完了を迎え、
あとは、コールドテーブル(業務用冷凍庫)の到着を待つのみとなりました!
 
 
 
 
《追記》
シンク新調工事とは、全く関係ありませんが、
テープカット・通水式の映像を目の当たりにして・・・・
「絶対減量するぞ!(84kg→76kg)
 
と、固く心に誓った長月晦日の夜でした(*^-^*)