去年の8月、前の職場の同僚であり友人が亡くなった・・・









男の子3人の母だった。








昔高校生だった長男君も一緒に働いてたこともある。







AIチンからみれば、当時高校生だった長男君は子供同然。







葬儀参列したとき、目を赤くした長男君を抱きしめた。








出来ることは身を案ずることしかできなかった。









そして先月・・・最愛のご主人まで亡くなった。










パパ(AIチンはこう呼んでいた)の葬儀には参列できなかった。








なぜ?







子供達の顔をどうみていいのかわからなくなっていたから・・・







でも、後悔しか残らなかった。









あれから9ヶ月・・・







今日、会社で避難訓練があった。







消防署の職員も招いての避難訓練。







フッとみると・・・







そこには長男君が消防署員としてきていた。








ビックリした。







そして長男君も







「なんでここにいるんすか?」







そんなことより






この9ヶ月で、きっと長男君は弟達を食わせるために






勉強して消防職員になったんだ。







そう思うと







一生懸命心臓マッサージやAEDの演習をしている









長男君を見ているだけで涙があふれた。










苦労してここまできたんだね。







立派になったね。







そう思いながら見ているだけで嬉しかった。






今年の春に入ったばかりで







今日が初めての演習だったんだとか。






「緊張しましたー」






と顔を赤めながら話す長男君に







「すっごく分かりやすくて、教え方もすっごく上手だったよ!!」







最大限の褒め言葉をプレゼントした。






母のかわりに。






「ご飯たべてるの?」






「弟たちはどうしてるの?」






「家には帰ってるの?」






そして・・・






「パパの葬儀に出られなくてゴメンね・・・。」







ずーっと言いたかった言葉をようやく言えた。








次の休みに・・・






お重箱に入れて、から揚げでも揚げて







持って行ってあげよう。








お参りも兼ねて。







まだ学生の弟達は、揚げ物好きだよね♪