私は高1中2の高機能自閉症の発達障がい兄弟と試行錯誤の日々を過ごす40代パート主婦です
私は幼い頃から「勉強」が大嫌いでした。
まず、先生が大勢に向かって話している事を自分に向けて話していると捉えられなくて先生の話を全く聞いていませんでした。
少しだけ先生の話を聞く事が出来たとしても興味が無い事には集中が出来なくてすぐに妄想の世界へトリップしてしまうのです。
それから文字を読む事を苦手で文字を読んで理解する事に人よりも努力を必要とする子でした。
だからそもそも勉強の仕方もわからなかったし、正直授業で何をしているのか、授業とは一体なんなのかもよくわからずにいました。
小1から公文に入れられて強制的に勉強をさせられていましたが、何度も何度も同じ計算問題をやらされるのが苦痛で、更に私はじっくり椅子に座って集中して計算問題を解くと言うことが出来なくてイライラしてヒステリックを起こしてばかりいました。
公文って同じプリントを何枚もやらされておまけに宿題も出されるんですよ。
それが苦痛でたまらず私は益々「勉強」が大嫌いになっていきます。
学びや知らないことを知る事は楽しいなんて思うことは皆無で親から強制される勉強がただただ苦痛で中学を迎えます。
中学も同じでやはり授業には集中出来なくて度々、妄想の世界へトリップしてしまうので一体先生が何を喋っているのか全くわからない状態でした。
それでも親からは「勉強しろ」とうるさく言われて塾にも週3で通っていたのでこんな私でも偏差値50の平均的な高校に合格しました。
でもやっぱり高校に入っても授業中のトリップは変わらず、数学は数式とか覚えられないし歴史も公民もみーんな覚えられず。
まあまあだったのが英語と国語でした。
とにかく私は勉強が嫌い。
親から強制されて毎日「勉強しろ」と言われた日々に増々、苦手意識が強くなりいつしか私は自分には勉強なんて出来ない!無理!やりたくない!と思うようになりました。
そんな私が今はとある事を勉強中な訳です。
こんな私が果たして勉強なんて出来るのだろうか?と最初は不安でたまらなかったのですが、今の学びってスマホで動画を観ながら学べるのですが、これが意外と私にハマったのです。
この先生が黒板にダラダラと書き連ねて多数に向けて発する授業よりも、スマホをじっくり観ながらわからない所や聞き逃した所を巻き戻して再視聴出来る手軽さが私には合っている様で、あの勉強嫌いで集中力が壊滅的な私でももうかれこれ1ヶ月半も毎日勉強出来ています。
そしてこの自分のペースで進められ誰からも強制されていない感じがとても良くて44歳にして初めて「学ぶ事は楽しい」と感じる様になりました。
きっと私はこの日本の教育が合っていなかったんだなと思います。
この文明の利器であるスマホ!これも最高ですね。
昨年、長男が塾の夏期講習を受けた時に個別指導と動画指導が選べてその時私は
「動画指導なんて塾の手抜きじゃない?」
と思っていたんです。
でも今更ながら動画指導がこんなにいいとは思わなかったと感じてます。
理解力の乏しい私でも動画を繰り返し観るうちに段々と頭に入ってきて、動画を見てからテキストを読むと何が書いてあるのかよくわかるのです。
学校の授業って自分のペースでは進めてくれないから、わからない所はわからないままだし、文字を読むのに苦手意識が強い私には書面だけでは理解が出来ないのでこの繰り返し観れる動画と言うのは本当に画期的だと思いました。
もし私が学生だった当時にこんな勉強方法があればもっと勉強を好きになれたんだろうなあと思いました。
これを思うと、次男の勉強嫌いも納得です。
今は次男の気持ちがわかりすぎるから勉強を強制はしないけど、次男も自分で気がつけばきっと学べるんだろうなあ……
44歳、知るにはちょっと遅すぎたな