28日目は、イギリスに帰る前の日だった。
たーりーさんは、もう一度プールに行くと言っていたのに、朝になったら動かない。
でもこの日、気温がまたぐんと上がって37度の予報が出てたから、連れて行くのを迷っていた。
なので少しほっとした。
イギリスに帰る準備、できることはした。
外は暑いし、1日家にいることにした。
夕方一人で近くのスーパーに行って、イギリスに持って帰る食べ物を買い、夕飯のあと、たーりーさんとマツキヨとダイソーに行って、最後の買い物をした。
滞在中毎年、限られた時間を無駄にしたくないと気が張ってしまう。
それがなくなったからか、突然疲れを感じた。
母のこともたーりーさんのことも気にせず、1日中だらだらした。
何かしなければと思ったところで、結果はおなじなんだから、気にしなければ良いんだけど。
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帰りの便は、27日の0時過ぎだった。
なので、26日の夕方に家を出て、電車で空港に向かった。
大きいスーツケース2つは先に届けたので、大きいスーツケース1つと、小さいけど重いスーツケースが1つ。
それに加えて、機内持ち込みのケースが2つ。
駅までバスで行くつもりだったけど、タクシーで行くことにした。
空港に着いて、先ずは夕飯。
母が一緒だったから、普段の夕飯の時間に食べて、家に帰ったら寝るだけにしたかった。
母はどこでも良いという。たーりーさんに聞いたら、うどんを希望。
なので、ここ数年日本に着いた日と帰る日に寄るうどん屋さんに行った。
暑さやいろんなことに疲れて、胃に優しいものが食べたかったので、梅干しが入った温かいうどんにした。(写真はない)
たーりーさんは、ざるうどん。これを生卵につけて食べるのがお気に入り。(今回はえびの天ぷらを追加)
母は、京風の温かいうどん。
そのあとスーツケースを引き取りに、クロネコヤマトのカウンターに行き(去年までは、出発ロビーと到着ロビーに窓口があったのに、出発ロビーだけになってた)JALのチェックインのカウンターへ。
今回のフライトは、旦那さんが予約したのだけれど、私の日本の名前ではなく、イギリスで使っている旦那さんの名字を使われた。
私のパスポートには、自分の日本の名前に続いてイギリスで使っている名字(旦那さんの名字)がかっこの中にプリントされているし、行きのフライトでは(ブリティッシュ・エアウェイズ)問題なかったから心配してなかったけれど、JALのウェブサイトでは、パスポートの情報がチケットと合わないという理由で、オンラインでのチェックインができなかった。
なのでカウンターで聞いたら、大丈夫だとは思いますが、確認しますと言われて少し緊張した。
でも用意していたイギリスでのビザについては触れられず、スーツケースの重量もオーバーしていなくて、ほっとした。
次の心配は、母。
83歳になって、いろんなことができなくなってきたという割に、好奇心が勝ってしまうと無茶をする人。
帰りも空港まで一緒に行くという。
家にいても、私たちがちゃんと空港に着いたか心配で落ち着かないから、と言われて合意したけど少し後悔した。
今回も夕方で気温が下がっていたといえ、まだまだ暑い。途中、できるだけ水分を摂るように、できるだけ負担がないように気をつけたど、この時点で母の顔が白くなっていた。
私としては、コンビニで買い物もしたいし、早くセキュリティを済ませて、搭乗ゲートへ行きたい。
深夜便なので最初の機内食がないから、JALのラウンジが使えるという。お腹は空いていないけれど、10時間くらいは食べ物にありつけない。なので、もう少し食べておきたかった。
でも母にじゃぁねと帰らせる訳にもいかない。
最初は電車で帰ると言っていたけれど、この状態では心配。
リムジンバスは?という話になり、カウンターへ行った。
そしたら、実家のとなり駅まで出ているという。
そこまではただ座っていれば良い。運転手さんも様子がおかしければ、対応してくれるはず。駅からはタクシーで帰れば良い。
なのでチケットを買い、コンビニで甘い飲み物を買って持たせ、バス乗り場まで一緒に行った。
一緒に待つべきだと思ったけど、自分のことも気になる。
バスの時間までそんなに長くなかったし、待ってる人たちもいたから、なのでそこで別れた。
この時点で、普段引きこもりであまり歩かないたーりーさん、かなり疲れてしまっていた。
母は私たちの助けになってるつもりだけれど、私にしたら、子供が1人増えたようなもの。
いつも家に1人の母。
ユーチューブばかり見て、刺激のない生活をしている。
羽田空港も実家から直ぐに行かれる場所。でも一人だとやっぱり不安なのか億劫なのか、私たちが来たときしか行かない。
年金ぐらしの母。いつもならお金がもったいないと、外食だって抑えている。
こうして羽田空港に行って、テレビで見たというゴジラも実際に見て、私とたーりーさんと三人でどうでもいい話をしながらうどんを食べる。
心身ともに負担にはなるけれど、時にはこういう刺激があっても良いのかも。
ここ数年、帰りの便が夜遅いので見ようともしなかった展望デッキにも行ってみた。
そしたら暗かったけれど、とてもきれいだった。

写真を沢山撮ることに夢中で、なかなかその場を離れない母。
引きこもりのたーりーさんも、外にあまり出ない母も、こういう体験はきっと良いのだろうなと思った。
母と別れてから、セキュリティを通り、(スマホとか液体のものとか、バックから出さなくて良いのでかなり楽だった)お土産屋さんで、東京ばな奈とカステラを買う。こういうお土産はやっぱり空港のほうが豊富にある。
JALのラウンジに行き、お腹は空いていなかったので、抹茶のおはぎとマフィンを食べ、あとはお茶を飲みながら搭乗時間まで過ごした。
JALの飛行機、実は30年前ほどハワイに行ったときに乗った。でも全く覚えていない。
いつも高くて乗れなかったのだけれど、今年はブリティッシュ・エアウェイズと合わせたらまぁまぁな値段で実現した。
ブリティッシュ・エアウェイズだって、悪くなかった。
でもJALは格が違ってた。
なんというか、別に必要ないような細かいところまで丁寧で、さすが日本の接客という感じだった。
乗客は90%くらいが日本人だった。だからなのか、搭乗したときも静かで、たーりーさんもびっくりしてた。
それもあってか、あまりにも搭乗するのが早くて、離陸できるまでしばらく待ったほど。
座席と座席の間も広めで、いつもは座席下に入れると少し出てしまうバックも、すっぽり隠れてしまうほどスペースがあった。それと、たーりーさんと2人のときは、他の人と一緒に座らなくて済むように、いつも3人がけの窓際を避ける。でもこのフライトは、窓際の席が2人がけだったから、座ることができてたーりーさんが喜んでくれた。
他の航空会社だと、ドリンクと食事が終わるとCAさんたちがいなくなってしまう。でもJALのCAさんたちはいつも近くにいて、トイレもこまめにチェックしていた。
あとで旦那さんにそれを話したら、その分、CAさんの仕事が大変ってことじゃない?と言っていた。確かにね。
でも、だから他の会社よりもチケットが高いんじゃん?とも思った。CAさんたちのお給料にも反映されているといいのだけれど。
1つ不満だったのは、エンターテイメントが少なかったことかな。数年前までは、時間をつぶせるものを持っていっていたけれど、ここ数年、たーりーさんも私も、寝ているか映画を観ていて、必要がなかった。
今回もそのつもりでいたら、観るものがあまりなくて、結局もう何度か観たフリーレンを観た。Shogunは良かったけれど、3話までしかなかったし。
14時間のフライトもようやく終わり、楽しみにしていた食事も期待通り美味しくて、また乗りたいと思った。
着陸すると、いつもたーりーさんに「急がないからゆっくり降りようね」と言うのだけれど、今回はたまたま直ぐに降りることができ、入国手続きも待たずにすっと通れて、手荷物受け取り場に行ったら、スーツケースもすでに出てきていた。
予定より早めに着陸したのもあって、到着ロビーに出たら、旦那さんはいなかった。
少し待って旦那さんが来たら、寝ていたので機内食が食べられずお腹が空いていたたーりーさんをマークスに連れていってもらった。
旦那さん、間違えて隣のターミナルの駐車場に車をとめてしまったとのこと、スーツケース4つと機内持ち込みの大きいバックを2つカートに乗せて押した。旦那さん、脱腸の手術待ちの状態なので、重いものを持ったり押したりできないので、私が押すことに。
車で2時間ほど、いろんなことを話して、家に到着。
お茶を飲んで一息ついて、直ぐにスーツケースを開けたけど、やっぱり疲れてたみたいで、途中で横になった。
今年はあまり買い物をしなかったと思ってたけど、かなりの量が出てきた。
来年もこうして帰れますように。


