暑さなのか、前日歩き回ったからか、夕飯のあと寝てしまったのに、夜はぐっすり寝て、この日も目が冷めたら10時だった。

 

たーりーさんも同じころに目を覚ました。

 

トイレに行くのに、下に行ったら、洗濯物を干していた母がいた。

 

「たーりーさん、3食たべないと夏バテするよ」

 

から始まり、私が母ではたーりーさんが可愛そうだからおいていけという。

 

多分、11ヶ月自分のペースで、自由に生活をしている母にとって、きつくなってきたんだと思う。

 

でも、そうならそうと言ってほしい。

 

母に言われなくとも、私はだめな母親だとは十分わかっている。

 

でも、とくにここ数年はできるだけのことはしてきた。

 

少しずつだけれど、本を読んだり、いろんな人やところに話を聞きに行き、ウェビナーだって参加した。知識も増え、いろんなことが見えるようになってきた。

 

たった1か月しかたーりーさんを見ていなくて、自閉症や引きこもりのことについては、ユーチューブでしか見ていない母。

 

流石に私も流せなかった。

 

自分は母親としても、人間としても、未熟なのはわかる。

 

これまで、学校やNHSやカウンシル、自閉症の専門家、いろんな人達が介入してきた。

 

それでもまだ引きこもりは続く。

 

何もしらない母のものとに、たーりーさんをおいていく訳ないじゃん。

 

学校だって正直信用していない。(これまでしてきた提案を考えると、たーりーさんのこと、わかってない)

 

たーりーさん、日焼けがまだひどいから、1日冷房を入れた部屋にいさせた。

 

私も薬局に行ったり、食料調達には行ったけれど、それ以外はずっとたーりーさんといっしょにごろごろした。

 

今回の一時帰国、自分の心がなかなかイギリスを離れなかった。

 

友達に会ったり、日本の本を読んだりしているうちに、少し動いてきた。

 

でもなんだか、イギリスに戻るのを待っている自分がいる。

 

イギリスが好きで仕方がないのではない。

 

多分イギリスでは、家で過ごすことが多いから、自分が居心地の良い場所を作ってきた。

 

日本は暑いし、母が台所や洗濯機を触られるのが嫌なので、自由にできない。しかも最近は母がしょっちゅう昼寝をしているので、その間は待っていなければいけない。

 

自分で食料を調達すれば、家で作れるものに高いお金を使うのが理解できないとか(でもコンビニのおにぎりは家で作るのとは違う)、体に良いものをと作ってくれるので、食べたいものが食べられない。

 

母を置いて、外で食べるのは申し訳ないので家で食事をするけれど、結局食べたいものが食べられない。

 

たーりーさんは外に行きたがらないし、自分だけ外出したらだめな母親だと言われそうで。

 

コロナや自分の癌、父が亡くなり、いつも会いたいときに会いたい人にあえる訳ではないという考えが絶えず頭の中にある。

 

だから毎年1か月も来ていたけれど、母にも自分にも負担になっていたのかも。

 

日本に来ると、少し引きこもり度が減るたーりーさん。毎年日本に来るのを楽しみにしていた。

 

でも今年は、日本でも引きこもりになっている。

 

それなら、高いお金を出して、暑い中、みんなの負担になるような一時帰国はなくても良いのかも。