金曜日、ようやく、バイオメトリックの申請が完了した。
バーミンガムのシティーセンターにあるオフィスに、顔写真と指紋を撮ってもらいに行った。
バイオメトリックの予約が10時。駅からオフィスまで徒歩11分。9時40分に到着の電車が良かったんだけど、前日のストの影響とか、遅れがあったら間に合わないかも。
でもその前の電車だと、8時50分に着く。
まぁ、早い分にはいいか、と早めに出発した。
Moor Street Station に着いて、まずはオフィスを見つけた。
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バーミンガムのシティーセンターは、学生としても社会人としても長年通ったところ。
会社を辞めてからも数回行っているけれど、オフィスの移動があったり、車で行ったりと、行っていない場所もあった。
この機会に、見に行ってみることに。
産休に入る頃、路面電車用の線路を敷く工事が、あちこちでされていた。
ずいぶん変わっただろうな、と思ってたけど、地面に線路が引かれてただけだった。
昔のオフィスのビルまで行ったけど、覚えてたのとちょっと違ってた。
変わってたところも、もちろんあったけど。
お昼によくジャケットポテトを買ってたサンドイッチ屋さんも健在。
オフィスのとなりのベーカリーはなくなっていた。
歩き回りながら、昔の感覚がもどってきた。これって言う思い出ではないけれど。
なんか、自分の歴史を感じた。
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ついでに、歯磨き粉や、たーりーさんのスエットパンツなどを買い、そろそろ時間になったので、バイオメトリックのオフィスへ向かった。
自動ドアの中にいた、クリップボードを持ったモヒカン頭の東洋系のおじさんと目があった。私の方に歩いてきたので
「予約があるんだけど」
と言うと
「何時?」
と言うので
「10時」
と言うと
「QRコードとパスポートを見せて」
と言われた。チェックの後、おじさんについて建物の中に入った。
雑居ビルのようで、狭い受付を通りすぎ、おじさんがエレベーターのボタンを押した。
「着いたら右に曲がって。誰かが待ってるから」
と私だけ乗った。
ドアが開いて右方向に行くと、スカーフ姿のお姉さんがドアをささえてくれていた。
ありがとうを言ってついていくと、思ったより広い。
椅子が並んでるところを指差して、待つようにと言ったけど、座って直ぐにお兄さんが近寄ってきて
「こちらです」
という。小さい個室がいくつかあって、その中に入った。ドアは開けたまま、はイギリスだな、と思った。
必要な書類はあらかじめアップロードしたけれど、念のため持参した。でもチェックされたのはパスポートだけ。
私のパスポートには
「日本の名前(旦那さんの名字)日本の名字」
と表記されている。
イギリスでは、旦那さんの名字を使っているので、フライトの予約なんかは、パスポートの名字と違っても大丈夫なのか、と領事館で聞いたら、旦那さんの名字をカッコに入れられると言われたのが始まり。
でも、バイオメトリックのオンライン申請では、日本の名前と名字のみ入力してしまった。
パスポートの表記を見たお兄さん、少し戸惑い、なぜ?と聞いてきた。
イギリスにずっと滞在していることを証明する書類は旦那さんの名字のみだし。説明したら
「ちょっと確認してきますね」
と消えた。
結局、オンラインの申請書に、旦那さんの名字を付け足してくれてオッケーとなった。
その後は、顔写真と指紋をとられ、おわり。
全部で20分もかからなかった。
おまけに、費用もかからない様子。
£200とか取られて、2年毎に更新って話しも聞いてたけど、私の場合は違うのか?
ホームオフィスに最初に問い合わせたときは、£65と言われた。
問題なければ、7週間後くらいにカードが届くそう。
ひとまずほっとした。