今朝のたーりーさんは、朝起きて、朝食と身支度を済ませて、さあ出掛けるよ、というところで渋り始めた。


靴が緩いとか、足が痛いとかで、階段の一番下の段に座って動かない。


毎朝ミーティングのある旦那さんは、時間までに帰って来なきゃならない、と焦り始めた。


どうする?とたーりーと話していた私にとばっちりがきた。


「そんな話今してる時間ない!ムキー


じゃぁ1人でがんばって、と思って、私は自分の朝食を温め始めた。


そのうち


「もうミーティングがあるから行かれないプンプン


と旦那さんが言って、たーりーさんの泣き声が聞こえてきた。


たーりーさんの所へ行って、


「学校行きたくないけど行きたいんでしょ?」


と聞くとうなずいた。


たーりーさんは、学校が大好き。授業は嫌みたいだけど、学校は自体は楽しいらしい。


「来週のプレイデートのこと、Cちゃん絶対話したがってるよ」


と言ったり


「学校休むくらい足が痛いなら、今日のバレエはお休みした方がいいかもね」


と言ってみたりしたけど、動いてくれない。


「ママはこれから出掛けるけど、一緒に出て、学校まで連れていけるよ。どうする?行く?行かない?」


というと


「行くぼけー


というので、じゃぁ行こう!と勢いをつけて出掛けた。


学校についたのは9時半近く。門はもう閉まっていた。


遅刻組は、オフィスの入り口から入って、サインをしないといけない。オフィスのお姉さんに


「すみません」


というと


「良いのよ。大丈夫よ」


という。たーりーさんの前で、遅刻しても良いようなことを言って良いのか?と思った。


たーりーさんにギュをして、たーりーさんは教室へと消えて行った。


オフィスのお姉さんが


「今朝は大変だったの?」


というので


「そうなんですよ。出掛けるまでは大丈夫だったのに、出掛け際にグズって」


というと


「朝は大変よね。木曜日だから疲れが出てるのかもね。Year3  でも、まだ separation anxiety (分離不安) の可能性もあるかもね」


と言われた。


たーりーさんが出掛けにグズルことって、結構頻繁にある。あの手この手を考えていたけれど、separation anxiety は思ってなかった。


学校には行きたいけど、行くのがめんどくさいのかとか、靴のストラップの具合とか、細かいところが気になってるのか、とか思ってた。でも家から一歩外に出ると、小さいことは気にしなくなる。景色が変わって、目先が変わるのかと思ってた。


でも、もしかしたら separation anxiety なのかも。


そういえば、補習校の同じクラスの子達で、ママを見かけるとママと離れなくなっちゃうってあるみたい。そんな子に、たーりーさんが


「みんなお母さんがいなくて寂しいよ」


と言ったらしい(お友達のお母さんから後日聞かされた)


みんなまだまだ、お母さんと離れたくないのね。