予防接種が着々と進んでいるイギリス。50代のグループが終わった後は私のグループ(40代)が受けるはずだった。3月の終わりか4月の頭に声がかかるはずだった。


でもインドから送られてくるワクチンに遅れが出たとかで数週間遅れが出ると発表があった。


まぁ仕方がない、ロックダウンもまだ解除になる訳じゃないし、どこに行く予定もないし。数週間ならいいや、と思っていた。


そしたら昨日の夕方、かかり付けのクリニックから予約をしてください、というメッセージが届いた。


一緒に送られてきたリンクを開けたら、予約できる日時が表示されて、1番早かったのが今日の午後2時20分だった。速攻で選択して送信した。


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今日のイギリスは55年以来3月で1番気温の高かった日だったらしい。青空が広がって暖かくて外に出たくなるような日だった。


11月以来会っていなかった日本人の友人と、それぞれの家の中間点で会うことにした。


パブやカフェはまだしまっているので、歩きに行こう!という事になった。


そして行ったのはこんなところ。





子羊もいてかわいいねぇ〜、なんて言っていたら馬も3頭いた。しかも餌を食べながら私達の事をチラチラ見ていた。


でも先に進むには馬の方向に歩かなければならない。




(行きたかったのはこの写真の左の方)



「予防接種受ける前に馬に蹴られて入院したくない!」


とか言いながら引き返そうか迷っていると、馬たちも羊たちも私達の行く反対の方に行ってしまった。





その後途中何度も

「あれ?どっちだ?」

とか言いながらも、何とかスタート地点に戻ることができた。

勉強のことや子供のこと、日本にいつ帰れるか、なんて話しながら歩いた。

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午後の予防接種には、早めに行って車の中で本でも読もうと思いきや、着いたら外に列ができていたので直ぐに並んだ。

並んでいる間にボランティアの人達が一人一人の名前と予約時間を聞いて予防接種の説明のプリントを渡してくれた。

普段は普通のGPクリニックなんだけど、予防接種用に使われていて、建物の中はボランティアの人と医療スタッフと予防接種を受けに来た人でいっぱいだった。

列は1列で、並んでいたら

「こちらに来てください」

と横から突然現れた看護婦さんによばれた。

あとに付いて診察室に入ると、パソコンの前に座った若い男の子(ボランティア?)がいた。

ハローと言ったあと、質問が始まった。

名前と生年月日と住所を聞かれ、

「エスニシティは?」

と聞かれたので

「日本人ですが」

と言った。

イギリスにいると、就職活動でも医療関係でもカレッジに入学するのでも、エスニシティの質問が大体ある。

リストの中から当てはまるのを選ぶのだけど、「日本人」はない。(書き込む場合もあるけど)

看護婦さんと男性は画面のリストを見ながら

「アザーブリティッシュエイジアン(Other British Asian)かね?」

と言うので

「ブリティッシュじゃないです」

と言ったら

「じゃぁアザーエイジアンね」

と言われた。

看護婦さんに、飲んでる薬があるかとか、アレルギー反応をおこしたことはあるかとか、予防接種の前にいつも聞かれる質問をされて、

「ちょっとチクッとします」

と言って打たれた。

でも全然痛くなかった。

それを言ったら

「細い針を使ってるからね」えー

と男性が言い、

「私の腕よ」ウインク

と看護婦さんが言ってみんなで笑った。

イギリス人はどこに行っても笑い話になる。

そして予防接種カードと「14:38」と書いた付箋をくれた。(残念ながらシールはもらえなかったショボーン

予防接種をしたからって効果が表れるのにしばらくかかるから(何日って言ったかもう忘れた)今までどおりロックダウンのルールを守るようにと念を押された。

付箋はアレルギー反応が起きた時のために、その時間までは帰らないように、ということだった。

「この時間になるまで待合室で待ってもらいたいんだけど、いまちょっと混んでるからここで少し待っていて。」

待っている間に日本の話になり、男性は日本の音楽に興味があるので行ってみたい、と言っていた。

そのうち待合室に移動するように言われて、2時38分になるまで待って帰った。

高齢者がほとんどで、多分2度目の予防接種に来てたんだと思う。

出口までかなりのボランティアと医療スタッフにすれ違った。一人一人に

「Thank you!」

とお礼を言って帰ってきた。

現在、夜の11時近いけれど、腕を動かすと注射されたところが少し痛いだけで、今のところ副作用はない。

今朝歩いたせいか、予防接種のせいか、めちゃくちゃ眠い。目が開けてられないくらい。

副作用なしで済みますように。