現在イギリスはロックダウン中。学校も閉鎖してるし、カフェとかレストランも(テイクアウト以外は)まだ閉まっている。
昨日薬局に用があって、久し振りに(多分2ヶ月振りくらい)タウンセンターに行ったら、殆どのお店が閉まっていて、人通りももほとんどなかった。バス停が並ぶ通りも普段はバスと人で
ぎっちりなのにガラガラだった。
夕方にはボリスから今後のロックダウン解除に向けての予定が発表された。
4段階に分けて、状況を見ながら徐々にロックダウンのルールがリラックスするらしい。
まずは3月8日に学校が再開。介護施設に訪問する際のルールも緩和されるらしい。
次の段階に進む前に状況を検討しながら、上手く行けば6月21日に完全に解除になるらしい。
夜地元の友人からメッセージが送られてきた。
「今日の発表どう思う?」
私は
「たーりーさんは学校に戻った方が良いみたいだからハッピー。それ以外もオッケーかな。まぁ政府がはっきりした計画を持ってるって分かったって事は良いと思う」
友人は
「私もオッケーかな。ルールがリラックスされるのにはナーバスになるけど、ずっとこのままでいる訳にはいかないからね」
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たーりーさんの学校が閉鎖になって、8週間(だと思う)が経った。
去年の春夏の閉鎖はもっと長かった。学校は4ヶ月くらい閉鎖して、夏休みも入れるとたーりーさんは5ヶ月以上学校に行かなかった。
たーりーさんが3歳で学校に通い始めたとき
「もうたーりーさんとベッタリな生活は2度とないんだ」
と思ったけど、思いがけなくまたベッタリする事ができた。不安な反面少し嬉しかった。
最初は喧嘩しいしいだったけど、イギリスでは異常なくらい良いお天気に恵まれて、そのせいか学校からほとんどサポートなしのホームスクーリングさえも結構楽しんだ毎日を過ごした。
9月になってたーりーさんはやっぱり友達が良いらしくてルンルンで学校に戻った。
私も最初はちょっと不安で戸惑ったけど、やる事もあって、少しずつ新しいルーティンに慣れていった。
冬休みはクリスマスのお祝いに集中して、年が明けてたーりーさんが学校に戻ったら家の片付けやカレッジのコースを再開しようとヤル気でいた。
でも新学期が始まって直ぐに閉鎖の宣言。またしばらくたーりーさんとベッタリな生活ができる、とがっかりはしなかった。
去年のに比べたらリモート授業もあるし、レッスンプランや課題も学校用意してくれる、と気楽に思っていたら逆に自由が利かず大変だった。リモートで話をするのに慣れていたーりーさんがリモート授業を拒んだのも予想外だった。
新しいルーティンに慣れてきたものの、リモート授業はたーりーさんには合わないみたい。たーりーさんが分からない事とか理解できるまで見れるのは良いけど。
あと、だんだん会話に英語の言葉が増えてきていたけれど、学校閉鎖になって私とべったりだったし、週数回の母との会話にもたーりーさんが参加したお陰で、たーりーさんの日本語が復活したのも良かった。
でも今回はたーりーさんにもストレスになっているみたい。
ハーフタームに入る前の金曜日、授業が終わってログアウトした途端、たーりーさん突然泣き始めた。
「ちゃんとできなかった〜」

というので見たら全部できていた。
どうやらただ泣きたかったみたい。
家にいるけど、かなり束縛されている。なるべく外で過ごす時間も設けたいので、散歩とか行っちゃうと課題とか終わるのが夕方になってしまう。
去年閉鎖した時はたーりーさんに合うような勉強のやり方をしてたから楽しかったのかも。
たーりーさんとのベッタリな生活が終わるのは寂しい気もするけど、やっぱりたーりーさんには学校に行くのが1番良いみたい。
小さい事を考え始めると不安になるので、たーりーさんには学校と友達が必要、という点に集中して、あとはしばらく流れに沿っていこうと思う。
去年も今回も、ロックダウン中は母と話す度にたーりーさんに会話を乗っ取られた。時には私の携帯を自分の部屋に持っていって、母とリモートでごっこ遊びをした事もあった。来月たーりーさんが学校に戻ったら、そういう機会も減るなぁ。