今年の初めに歯が痛くなった。でも歯医者さんに行くのを延ばし延ばしにしていた。

3月に入って、ロックダウンに入るだろうっていう頃、ロックダウン中に悪化したら嫌なので慌てて歯医者さんに予約を入れた。

全国的に感染数は増えていたけれど、うちの方はまだこれからっていう感じだった。

待合室でも特に離れて座るようにとか、マスクの着用とかもなかった。

普通に診察室に通され、見てもらったらどうやら親知らずが生え始めていて、それが痛みの原因だったらしい。

特に何もする事はなく、清潔に保つように、あとは何かあったらまた来るように言われて帰った。

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夏休みが終わった頃、今度は鋭い痛みを感じるようになった。前回見てもらった歯の隣。(親知らずの隣の隣)舌で触るとその歯の詰め物も沈んだように感じられた。

しばらく様子を見ようと思ったけれど、またもやロックダウンの噂。NHSの歯医者さんは緊急以外は予約を受け付けてないらしい。私の歯医者はプライベートなので今はやっているけれど、ロックダウンに入ったら閉まってしまうかも。

早速予約を入れて、今日行ってきた。

以前は予約の時間に行って呼ばれるまで待合室で待つ形だった。

今回は予約の数日前にメッセージが来て、その中のリンクを使って問診票みたいなフォームに入力して下さい、とのことだった。

昨日2つ目のメッセージが来て、

「クリニックに到着したら、建物の中には入らず、お電話でその旨をお知らせ下さい。準備ができましたらお電話でお知らせしますので、それまで車の中でお待ち下さい。」

とのこと。

この歯医者さん、うちの隣の道路にあるので、いつもは歩いていく。今日は晴れてはいるけれど風も強くて冷たい。長い間待たされたら凍りそう。車で行った方が良いかな、と考えているうちに時間になって、結局歩いて行った。

しかもプライベートの歯医者さんなのでみすぼらしいカッコをするのも身が引けて、普段着ている、路上で生活している人に見られるような膝丈の温かい冬のコートではなく、お尻も隠れないくらいの長さの薄いジャケットを着て行った。

待ち時間が長かったらどうしよう、と思ったけど、着いて電話して5分もしないうちに中に入るようにと電話があった。

中に入るとまずはアルコールのハンドジェルで手を殺菌して、そして待合室へ。椅子が端に寄せられ、ガランとした感じだった。受付に盾がつけられ、スタッフはみんなマスクをしていた。

熱を測られ、バックを蓋付きのプラスチックの箱に入れて診察室に通された。

そこからは普通だった。まぁ変えられる事はないけれど。歯医者さんはマスクをしていたけれどバイザーとかはなかった。

美容院はマスクとバイザーをするように国から言われているけれど、歯医者はいいのか。

見てもらったら、どうやら今回の痛みも親知らずのせいらしい。

かかった時間10分足らず。

かかった料金30ポンド。ショボーン 

うちの歯医者さんは腕が良くて信頼できる。イギリスに来てから20年以上(頻繁には行ってないけど)いつもお世話になっていて、できればずっとお世話になりたい。でも高い。

NHSの歯医者さん、再開したらそっちに移ろう。