イギリスでは、今週日曜日は母の日。母の日のお祝いに、朝、たーりーさんの学校で発表会があり、お昼は給食を一緒に食べてきた。
去年、たーりーさんがまだナーサリーに行ってる時は、母の日のコンサートがあった。みんなで元気に歌を歌ってくれたのを、丁度イギリスに来ていた母と見に行った。
今年も同様に歌を披露してくれたけど、セリフのある劇も見せてくれた。
お母さんやおばあちゃん達にしがみつく子供達にバイバイを言って帰ってきた。
1時間半後、今度はお昼ご飯を食べに学校へ向った。たーりーさんは、給食の様子をたまーに少し教えてくれるのだけれど、表現力や語彙に乏しいのと、私が学校の様子を知らない、と言う観念がないので、なかなか理解しづらい。だから今日は一緒に給食が食べられる事よりも、子供達がどうやって食べたい物を選んで、食べて、片付けをしているのが見られるのが楽しみだった。
まず親だけスクールホール(体育館)に通され、子供が入ってきて、一緒に並んだ。日本ではお昼ご飯は教室で食べていたけれど、イギリスではスクールホールや食堂で食べるのが普通みたい。メニューは日替わりで、3つから選べる。今日はローストビーフかローストチキンかベジタリアンローストだった。
たーりーさんはさすがに手慣れていて、どんどん進んでいく。ディナーレイディーに
「今日は何がいい?チキン?ビーフ?」
と聞かれ、たーりーさんはビーフを指差す。その隣のディナーレイディーがポテトや野菜、そしてグレイビーを乗せてくれる。最後にデザートを選んで空いている席に座って頂いた。
全て食べて、デザートのケーキを食べようとすると、たーりーさんに、
「先にお皿を片付けなきゃダメだよ」
と言われた。たーりーさんの指示に従って、使ったお皿とカトラリー、ゴミを、それぞれの容器に入れる。そして席に戻ってデザートのケーキを食べた。
各学年に大人が一人ついていて、面倒を見てくれる。先生達もお昼休憩になるので、スタッフルームで食べてるらしい。
たーりーさんはうちにいる時と別人のよう。黙々とやるべき事をやり、それが終わると友達とキャッキャ言っていた。お昼ご飯が終わると、子供達は一斉に校庭に出て遊ぶ。じゃあね、と言うと、たーりーさんがしがみついてきた。周りを見たらみんなそれぞれのお母さんにしがみついてた。

でもうんと泣いているお友達を見て、手を握りに行った。たーりーさん、優しい。
もう一人のお友達と三人揃って教室にコートを取りに行った。

今のうちに!と思ったらコートを来て校庭に出てきた!私の顔を見て顔がクシャッとなったたーりーさん。どうしようかと思ったけれど、見張り役の大人の一人が来てくれて、手を引っ張って行ってくれた。
どのお母さん達もニコニコ。良い日だった。
でも一つ気になったのは、たーりーさんに嫌がらせをしてくるKくん。朝の発表会の時もたーりーさんを押したり(皆の前で起こったのにKくんのお母さんは気が付かなかったみたい)、お昼の時も少し離れて座っていたのに、ワザとたーりーさんの名前を読んで、色々いちゃもんをつけていた。
その上、食べ終わって片付けをする時、親も子供もちゃんとお皿やカトラリーを片付けているのに、Kくんのお母さんは、
「えぇ〜自分で片付けなきゃいけないのぉ〜?」
クラスメートの中には、誰かに顔をパンチされて鼻血が出た、とか、誰かに口を噛まれて血が出た、とか、そんな事を対処している先生達にしたら、ちょっと意地悪なKくんなんて、問題とは見ないんだろうな。
私が繊細になり過ぎているのかも。たーりーさんも私ほど気になってないかもしれない。