サッカーはチームスポーツです。指導もチームワークが求められます。指導者がそれぞれのコーチングをすることで子ども達にどのような効果があるか。子ども達は覚えなきゃいけないことが積み重なって頭がパンクしてしまうでしょう。これをランダムコーチングと言います。本来、ランダムコーチングとはテーマとは違ったことに対しても声かけしてしまうことです。ランダムコーチングのせいで今日習得したかったテーマがボヤけてしまう。そんなことがあります。
テーマが決まっていて、獲得してほしいスキルがあるのであれば、それに沿った声かけをすべきです。これは指導者間の情報共有と意思統一で何とかなります。メインの指導者を「ちゃんと」アシストする声かけってけっこう難しいんですよ。指導者によって哲学が違う中で、他の指導者の哲学に合わせた声かけをするってのは。だからこそ柔軟性と広いサッカー観が必要になります。全体的な指導の効果を高めるアシスタントコーチのハードルは高いですよ。
メインコーチの哲学を汲み取り指導でリレーションしていくという手法ですが、私は県トレのスタッフで鍛えられました。コロナ前の県トレは練習会の数週間前にトレーニングに関する会議を行って、テーマに対するコーチングの方向性を統一させていました。
メインの目が行き届かない部分をカバーする働き方を私は見つけていこうと思います。アシスタントはけっこう難しいんですよ。そして基本は褒める。でも緩い時は締める。基本は褒めるです。