小学校4年生以下でも公式戦が始まりました。勝てなくても良い、負けても良いと思いながらも選手にはその気持ちが伝播しないように。もちろん負けるのは嫌いです。私は負けず嫌いです。


 だからといって絶対の勝ち筋に拘り続けることもしません。なぜなら公式戦であっても育成の場であることは変わりませんからね。


 勝ち負けを繰り返しながら、試合を一つの物語として、選手たちへの教訓を読み解くのが指導者の仕事です。選手を変え、ポジションをイジり、そんな変化に順応することで、サッカー観も養ってもらいたいです。


 私のチームはプレーモデルがハッキリしています。だからこそ、選択肢を良い意味で絞れる。複数の選択肢からプレーモデルと照らし合わせれば最適解が選びやすくなります。認知・判断・実行をより早く行えるように育てたければ、チーム全員が共有できるプレーモデルがあると良いです。こちらとしても指導がしやすくなります。


 結果論ですが、今まではそれがかなり曖昧でした。とても感情論が伴う指導方針でした。いろいろ思うことはありますが、今となってはこの方針で間違いなく突き進んで行けそうです。


 最近は試合の分析に取り組むようになりました。負けた時ほど気合いを入れてやります。


 レベルの高い指導者様たちは、試合や練習で感覚的に正解を導き出せる、ある種の勘が鋭い人が多いです。残念ながら私はそこまでの指導者ではないので、映像を見返して、忘れないようにメモを取り、作戦ボードに選手の動きをシミュレーションしながら分析と課題抽出に取り組んでいます。


 選手がより成長できるように。指導者は選手よりも成長しなければいけません。


 負けから学ぶ。負けた時ほど、相手とのスタッツでポジティブな要因も見つけます。結果は負けたけど、内容はうちの方が良い、と負け惜しみのように言うのです。


 今は負けた。でも将来的には勝利をつかみ取れるように。試合ではなく育成で勝利しましょう。