観の目強く、見の目弱く、遠き所を近く見、近き所を遠く見る事、兵法の専也。


 五輪書より。「見る」なのか「観る」なのか。観る広め、見るは近め、そんな感じで考えてます。観るは結構重要です。


 指導者としてトレーニングや試合は観るべきだと思います。ただボールを目で追うだけではボールホルダーのプレーしか見えなくなります。ボールは視野に入れる程度でオフザボールの選手が観えるようになると、戦局を見通せるようになります。


 その他に意識してほしいのは「診る」ということ。選手のプレーを診ることで、何が課題でどのように克服するかを導くための材料が探せると思います。


 今回は五輪書ネタでしたが、孫子や論語などのメジャーどころにも触れたいと思います。以上、てきとう教養講座でした。