Days 20 | 櫻と葉っぱの物語❤

櫻と葉っぱの物語❤

櫻葉❤
ときどき大宮☆

こちら側の方のみいらしてください☆

【2017年11月開設】

ファン歴非常に浅いため、
諸所おかしなところがあるかもしれません。

ご愛嬌と優しく許してくださったら幸いです。

【お話の内容転写利用、画像利用などお断りします】

櫻葉❤

 

 

 

 

ご理解ある方のみおすすみください☆

 

はじめましての方へ→ こちらへ

 

 

 

 

 

 

 

 

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Side M

 

 

 

 

 

 

 

 

「相葉くん」

 

「はい」

 

 

戻ればもうそこには櫻井部長が仕事をしてる。

 

ちゃんとお昼を食べたのだろうか、、、なんて心配になるくらい、

 

このヒトは本当にいつだって仕事をしているのだ。

 

 

「午後イチでちょっと打ち合わせいい?」

 

「はい。大丈夫です」

 

 

と言いながら、身体がドクンと音を立てる。

 

 

なぜなら櫻井部長から打ち合わせと言われるときはほとんど、

 

隅っこにあるさほど大きくはないミーティングルームで二人きりになるからだ。

 

 

それはあくまで仕事中なのに、

 

そんなことを忘れてしまうくらいにドギマギしてしまう。

 

 

 

「あ~腹減った」

 

「え?食べてないんですか?」

 

 

ミーティングルームに入るなり、どこか少年のような幼い顔をする。

 

 

「そ。だから内緒にして」

 

 

言いながら、櫻井さんはミーティングルームのカーテンを閉める。

 

すぐそこに社員がいるとわかっていても、

 

目に入るヒトは櫻井部長だけになって、やっぱりドクンと自分のどこかが鳴る。

 

 

櫻井部長は座りながら、紙袋から資料を取り出す代わりに

 

コンビニのおにぎりを出した。

 

 

「これは口止め料」

 

 

そして、オレの前にはシュークリームが一つ、置かれた。

 

櫻井部長と視線が絡んで、思わず笑った。

 

 

「コーヒー淹れますね」

 

「ありがと」

 

 

櫻井部長はお茶よりコーヒーが好きだ。

 

勝手にその影響を受けて、オレもいまはコーヒーを飲むことが増えた。

 

といっても、

 

櫻井部長は甘いコーヒーが好きで、オレはもっぱらブラックだ。

 

 

ここにはインスタントしか置いてないけど、

 

どこか丁寧にコーヒーを淹れる。

 

 

「相葉くんはお昼なに食べたの?」

 

「唐揚げ定食です」

 

 

偶然、大野先輩と一緒になって、奢ってもらったことを伝えた。

 

 

「あ、ずりぃの。今度は俺も誘ってよ」

 

 

味気ない紙コップに淹れたコーヒーを机に置きながら、

 

おにぎりを頬張る櫻井部長の斜め左に座る。

 

 

 

こういうとき、オレは少しだけ困惑する。

 

どこまでが社交辞令なのかがわからないからだ。

 

 

でもいつだって櫻井部長は真剣だ。

 

だから、、、

 

 

「はい。もちろんです。

 

近いうちにまたって大野先輩とも約束したので

 

セッティングします」

 

 

一旦、言葉にしたことはすべて、実際にやることにしている。